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「トプカピ」 [映画]

topkapi.jpg
〔1964年/アメリカ〕


女泥棒・メリナ・メルクーリは、
イスタンブールのトプカピ宮殿に展示されている、
宝石が散りばめられている短剣を手に入れたくて
ウズウズしている。


恋人で、泥棒仲間のマクシミリアン・シェルと共謀し、
短剣を盗む事を決めたメルクーリは、
まずはギリシャで運転手・ピーター・ユスティノフ を雇った。
けれど、国境の検問所で、ユスティノフが乗った車に
積んである武器が見つかってしまい、
盗賊逮捕の協力を強要されてしまう。


そんな事は知らないメルクーリたちは、
力自慢の男や、身の軽い男たちを仲間に引き入れ、
着々と準備を進めてゆく。


決行の日。
あらゆる仕掛けの裏をかき、
彼らは命がけでトプカピ宮殿に入り込むが・・・。





大好きな映画、「黄金の七人」の
元ネタと言われているそうだけれど、
本当なんだろうか。


「黄金の七人」には無駄な場面が全くなく、
退屈しなかったけれど、
こちらは、佳境に入るまでがちょっと長いかな。
特に、国境の検問所の場面が。


トプカピ宮殿に忍び込む所から、
短剣を盗み出す一連の作業は、
真剣に見入ってしまう。
こういった映画は、
どうしたって泥棒の側に感情移入して観てしまうので、
頑張れ!ってな気持ちになる(笑)。


この映画が公開されて50年。
その間、泥棒が主人公の映画は、
無数に作られたであろうけど、
どこか、この映画と少しずつ似ている気がする。
参考にされていると言うか。


鳥の剥製の形をした録音機などは、
古いなぁと思うけど(笑)。
今、あんな物を持参したら、
かえって怪しまれるわ(笑)。


鍵穴だって、ガムか何かで、
簡単に型を取って複製されてるし。
そう考えると、
犯罪物やスパイ物って、
一番時代が出やすいのかも。


評価 ★★★☆☆

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