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2月26日のシャンシャン。 [できごと]

2月26日。
午後のシャンシャンに会いに行ってきました。

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ありゃりゃ、
向こうを向いてお食事です(笑)。

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後頭部まで可愛い。
お耳の形まで整った、
本当に美少女です。



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せっかく来たのだから、
お顔を見て帰ろうと、
もう一度、並びましたら、


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今度は、横向きに変わっていました(笑)。
ほんとに気まぐれパンダ。


この子がいてくれるだけで、幸せ。




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隣のお部屋で、
お母さんのシンシンが、
同じ方を向いてお食事していました。


2人が会う事は、
もう永遠にないけれど、
あれほど仲良しだったこと、
忘れないでいてほしい。
お互いの気配を感じ取ってくれているといいな。

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「男なんてなにさ」 [映画]

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〔1966年/日本〕


白タクの運転手・チコ(緑魔子)
トルコ嬢・ナオミ(春川ますみ)
バーのホステス・ミキ(大原麗子)の3人は、
狭いアパートで
同居生活をしている。


3人は男を騙しては、
金を巻き上げ、
そして、その金をガッチリ貯金して、
将来、レストラン経営することを夢見ているのだ。


そんなある日、
同じアパートのOL・珠枝(城野ゆき)が
男に捨てられ、自殺未遂する。


女の敵を許しちゃおけないと、
3人は、珠枝の恋人を探し・・・。





可愛いー。
とっても可愛い映画。


緑魔子さんと大原麗子さんなんか、
年を重ねてからも、
とてもお綺麗だけど、
お若い頃から、本当に可愛かったんだなぁと、
惚れ惚れして見てしまう。


春川ますみさんは、
ちょっと貫禄あるなぁ、と思ったら、
この映画で、既に31歳だったのね。
大原さんが20歳で、
緑魔子さん22歳な事を考えると、
そりゃあ、おばちゃんっぽいはずだ。
でも、全然嫌じゃないけど。
映画の3人組って、
どれも、そんな感じじゃない?


で、この3人が、
あの手この手で男を騙すんだけど、
別に詐欺というほどでもなく、
男のエロ心に付け込んで、
小金をいただくってくらいだから、
別にどうって事もない。


騙されるエロ男が悪いんじゃ(笑)。


後半は、
悪党を3人で懲らしめるんだけど、
その悪党を演じているのが、
川崎敬三さん。


川崎さんは、
気の弱い、優男の役が多いけれど、
この映画では、
とっても嫌な奴。
いつもと違った感じで、
面白かった。


評価 ★★★☆☆

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「大根と人参」 [映画]

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〔1965年/日本〕


商事会社の総務次長・山樹東吉(笠智衆)は、
四人娘の父親で、
現在は、妻と末娘(加賀まりこ)との3人暮らし。


東吉は、同窓会の席で、
癌のため出席できなかった友人に、
病気を告知をするかしないかで、
口論になる。


また、東吉の弟が会社の金を使い込み、
100万円を貸してほしいと泣きついてくる。


そんなこんなで、
東吉は、ある日突然、
プイっと蒸発してしまい、
家族は大騒ぎ・・・。





小津安二郎監督の記念映画という事で、
小津さんが原案らしいけど、
小津映画とは、
「似て非なる」というか、
やっぱり、小津映画は小津監督でないと駄目だと再認識した映画。


私たちは(たち、ではないかもしれぬが)、
笠智衆さんに、
特別な思い入れがあるのか、
笠さんだけは、
清廉潔白でいてほしいという、
勝手な願望があって、


だから、蒸発した笠さんが、
大阪のラブホテルのような所に、
投宿する所からして、
小津監督だったら、そんな演出にするかしら、
と思ってしまう。


それから、セリフの中で、
「吉展ちゃん事件が云々」と、
実際にあった誘拐事件を
茶化すように話す場面があって、
驚く。
今だったら批難されるだろうなと。


癌の告知問題は、
確かに昔の映画やドラマって、
本人には病気を隠す場面が多かったなぁと思う。


家族は、
本人の前では気丈に振る舞って、
陰で、涙を拭く、みたいな。


ただ、それを、
家族でもない笠さんが、
「告知すべきだ!」なんて
強く言い張るのは、
どうなんでしょ。


それは、家族が決める事で、
いくら友人でも、
入り込んではいけない部分なのでは。
このような人が、今いたら、
疎まれる気がするなぁ。


評価 ★★★☆☆

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「衝撃!売春都市」 [映画]

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〔1974年/日本〕


関東の、とある街。
ここでは、暴力団・東洋企画による、
売春と、覚醒剤の売買が横行し、
梅毒患者が激増していた。


警察は、その現状を重視し、
凄腕の麻薬Gメン・村木史郎(梅宮辰夫)を
送り込む。


一方、東洋企画のチンピラ・山本譲治(白石襄)は、
若い女を騙しては、
ソープランドに売り飛ばしたり、
人妻を薬漬けにしたりと、
血も涙もない男。


ある日、譲治は、
組長が目を付けた美しいエレクトーン弾きの女、
島田冴子(中島ゆたか)を
連れてこいと命じられる。
しかし、冴子を見た譲治は驚く。
彼女は、譲治の昔の恋人だったのだ・・・。





この映画、
タイトルや内容は確かに「衝撃!」だけど、
麻薬や売春の、撲滅啓蒙映画として、
使える気がする。


「これが暴力団の騙しの手口だよ、
 よく見ておいた方がいいよ」
という場面が多数出てくる。


例えば、主婦が趣味で麻雀をしていると、
暴力団員が、
「栄養剤」と騙して、
覚醒剤を勧めてくる。
主婦は、深く考えもせず、
「じゃあ、打ってもらおうかしら」と簡単に腕を差し出す。
その時、暴力団員は、
「奥さん、綺麗な肌ですね、旦那さんが羨ましいや」
などと、女心をくすぐるような言葉も忘れない。


注射器の使い回し、
わけのわからない薬物を体内に入れる、など、
やってはいけない事のオンパレード。
その後、主婦は、
売春に手を染めるようになり、家庭はめちゃくちゃ。


それから、文通相手が
就職を斡旋してくれると、
地方から出てきた少女が、
騙されたと気付いた時には、もう遅い。


これは、「文通」が「出会い系サイト」に変わっただけで、
普遍にある騙しの手口な気がする。
逃げ出そうとした少女は、
殺され、その遺体は海に浮かぶ。


梅毒をうつされた女性が、
産んだ赤ちゃんが、
見た目にも分かる、
酷い障害を持っている場面もある。
人形とは分かっていても、
可哀想で見ていられない。


この映画、
中学の授業で、
生徒に見せたらどうだろう。
「文部省推薦」の
綺麗事だけの映画より、ずっとためになる気がするんだけど・・・


・・・って、
そんな事をしたら、それはそれで大問題になりますね(笑)。
いや、分かりやすくて、
いい映画だと思うんだけどなぁ。


評価 ★★★☆☆

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「岬の兄妹」 [映画]

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〔2018年/日本〕


ある海辺の町で暮らす兄妹、
良夫(松浦祐也)と真理子(和田光沙)。
良夫は足が不自由で、
真理子には知的障害がある。


ある日、良夫は、
家を抜け出した真理子が、
男と性交し、
金をもらった事に気付く。


そんな中、良夫は働いていた造船所をリストラされ、
食べる物にも事欠くようになる。
切羽詰まった彼は、
真理子に売春させ、
金を稼ぐ事を思い付く・・・。





試写会で観た。


この映画、
粗筋だけを読んだら、
めちゃくちゃ重くて、
心にズシーンと来そうだし、
実際、私も、
観る前は覚悟していたのだけれど、


なんだろう、
「観るに堪えない」という事はなく、
言葉は悪いかもしれないけれど、
中々面白いお話として、
最後まで観てしまった。


生活に困窮し、
強い罪悪感に苦しみながらも、
妹に売春をさせる、兄。


そして、性交の意味を知らず、
兄から、「仕事」と言われると、
喜んで付いてゆく、妹。


なんだろう、
妹の、ある種の明るさが、
救いなのだろうか。
コミカルな場面もあり、
劇場からは、時折、笑い声も聞かれる。


上映後、主演の、
松浦祐也さん、和田光沙さん、
片山慎三監督、
そして、映画評論家の森直人さんによる
トークショーがあったのだけれど、


やはり、松浦さんも、和田さんも、
撮影で辛かった事は一つもなく、
楽しい現場だったと話されていた。
そんな雰囲気が、
映画にも出ていたのかもしれない。

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ただ、これは映画だから、
楽しめたのであって、
現実だったら、
どうにかならないものなのか。


こんなに困っているのだから、
行政に相談するとか、
何らかの方法が取れないものなのだろうか。


現に、兄の、
たった一人の友人は、警察官だ。
2人に対して、怒ったり、説教する暇があったら、
もっと建設的な方向に導いてやればいいのに、と思う。


税金って、
本来、そういう事の為にあるんじゃないのか。


評価 ★★★★☆

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