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「アニー」 [映画]

annie1982.jpg
〔1982年/アメリカ〕


女の子だけの孤児院で暮らすアニー(アイリーン・クイン)は、
赤毛でクルクル天然パーマの元気な少女。
院長のミス・ハンニガンさん(キャロル・バーネット)は意地悪で、
孤児たちを苛めてばかりだけど、
嫌がらせにも負けはしない。


今日は、クリーニングのカートに隠れて、
孤児院を脱走。
町で、男の子たちから苛められていた犬を助け、
サンディと名付ける。
でも、お巡りさんに捕まってしまい、
サンディと共に、孤児院に戻される。


そんなある日、孤児院に、
億万長者・ウォーバックスさん(アルバート・フィニー)の
秘書・グレースさん(アン・ラインキング)がやって来て、
一週間だけ、ウォーバックスさんのお家に招待する子として
アニーが選ばれる。


アニーに会ったウォーバックスさんは、
最初は、不機嫌な顔を隠そうともしなかったけれど、
アニーの明るさで、少しずつ変わり始め、
アニーを養女にしたいと言い出した。


けれど、アニーには夢があった。
それは、パパとママと一緒に暮らす夢。
そんな彼女の気持ちを知ったウォーバックスさんは、
5万ドルの賞金を付け、
アニーの両親を探す広告を出すが・・・。





来年1月に公開される、
ウィル・スミス製作の映画、「ANNIE アニー」。
予告を観ただけで、
その綺麗な映像と、音楽、
主演のクワベンジャネ・ウォレスの可愛さに、
涙が出そうになる。


けれど、私はオリジナルを観ていなくて、
それはやっぱり駄目だろう、と思い、
借りてきた。


子供が主人公のミュージカルだけあって、
まぁ、お話の進行は予定通り、
そう奇想天外な事は起こらないけれども、
アニーの明るさと可愛さで魅せてしまう。


正直、こんな棚ボタで、
ラッキーな事があったらいいよな、
いや、そんな事が起こらないのが人生だぞ、世間の子供たち、と
言いたい所だけれど(笑)、
妄想は私の得意とする所なので、
批判はできない(笑)。


めちゃくちゃ羨ましい場面がある。
それは大富豪のウォーバックスが、
思い付きで、「映画に行こうじゃないか」と言い出し、
映画館を借り切った場面。


広い劇場内は、
アニーたち、身内の数人だけで、
お喋りする人も、
お菓子の袋をガサガサする人も、
前の座席を蹴る人も、
ケータイを鳴らす人もいない(この時代、ケータイはまだ無いが(笑))。
映画だけに集中できる空間。


これは私の夢そのもの。
普段は、「きちんと生活できるだけのお金があればいいや」と
思っているけれども、
もしももしも、大富豪になれたとするなら、
一番にしてみたい事。


彼らが観ていたのは、
グレタ・ガルボの「椿姫」。
グレースは泣きじゃくっていたけれど、
アニーは最後は、熟睡しておった(笑)。


観終わると、
有名なあの曲、
♪Tomorrow! Tomorrow!
I love ya Tomorrow!♪
の部分が脳内をグルグル回って離れない。
それどころか、観た翌日、
朝、目が覚めた瞬間も、頭の中でこの曲が回り始めた(笑)。


評価 ★★★☆☆

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