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「イコライザー」 [映画]

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〔2014年/アメリカ〕


ホームセンターで働くデンゼル・ワシントンには、
実はCIAの凄腕エージェントだった過去がある。


深夜のダイナーで食事をしながら、
本を読むのが楽しみなワシントンは、
いつも店で顔を合わせる
娼婦の少女・クロエ・グレース・モレッツと
親しく会話をするようになる。


ある日、モレッツは、
客に殴られ、殴り返した事で、
元締めであるロシアンマフィアから、
激しい暴行を受け、入院する。


彼女を見舞い、その酷い症状に驚いたワシントンは、
ロシアンマフィアの事務所に向かい、
「仕事」を敢行する。


そして、その「仕事」をきっかけに、
命を狙われるようになるが・・・。





カッコ良過ぎ!デンゼル・ワシントン。


世の中に蔓延る悪を、
叩いて叩いて叩きまくる。
しかも、動きに全く無駄がない。
相手が複数人いても、
たった1人で乗り込んでいって、
瞬時に解決してしまう。


「拳銃や使い慣れた武器を使えば当然」と思われそうだけれど、
彼はそんな物は持参せず、いつも丸腰。
その場にある物全てを利用して、
相手を倒すんだな。


つまりその分、
殺し方もえげつない。
「そんな物まで利用するか」と思わされるシーンが何度もある。
「たとえ相手が悪人でも、それって人殺し」と言ってしまえばそうなんだけど、
でも、観客は、その前に、
殺される奴らの非道ぶりを見せつけられているので、
不快感は全く無い。
むしろ、「よくぞやってくれた」と思ってしまう。


ラストは、ホームセンター内で
大ボス+舎弟と対決する事になるんだけど、
ここでは瞬殺というわけにはいかず、
結構な時間を割いて、
1人1人を倒してゆく様子が描かれる。


翌日、現場を見た人は、「猟奇殺人!?」と
思うだろうなぁというくらい凄いんだけど、
いやはや、ホームセンターって、
実は武器にできそうな物の宝庫なんだ、って
初めて気がついた。


デンゼル・ワシントン、59歳。
まだまだイケそう(笑)。
無理してるって感じさえしないし。
静と動の演じ分けも素晴らしかった。


評価 ★★★★☆

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