「疑惑のチャンピオン」 [映画]
〔2015年/イギリス〕
アメリカ人ロードレーサー・ランス・アームストロング(ベン・フォスター)は、
各レースで好成績をおさめ、
これから、という時、体の変調を覚える。
診断の結果は精巣癌。
肺や脳にも転移していると言われるが、
持前の体力と精神力でそれを克服、
選手として復帰する。
その後の彼は、
1999年から2005年までの、
ツール・ド・フランスを7連覇するという
偉業を達成。
自転車界のスーパースターとなる。
また、癌撲滅にも尽力し、
基金を立ち上げ、
病院で患者を励ます。
その姿に人々は感動する。
ところが、ランスにドーピング疑惑が浮上する。
長年に渡って、
エポという違法薬物を投与しているのではないか、と・・・。
試写会で観た。
※サイクルスタイルさんより
上映前にトークショーがあり、
ツール・ド・フランスの実況を
長年されているというサッシャさんと、
サイクルライフナビゲーターの絹代さんが登壇される。
ただ、申し訳ない事に、
私はこのお2人の事を存じ上げていなくて。
お2人は、実話だという、
このドーピング事件を、
とても熱く語っておられ、
話の内容はちんぷんかんぷんだったけれど、
その詳しい感じが楽しかった。
(ごめんなさい、馬鹿にしているわけではなく、
本当にそう思いました)
私がこの事件に関して、
何か一つでも知っていれば、
トークショーも、映画も、
きっと楽しめたと思うのだけれど、
このような出来事があった事も、
選手の名前も、
全くの知識ゼロなのが、残念で。
ただ、ショックな場面は多々あった。
一番驚いたのは、
ランス・アームストロングという人が、
ちょっとした控え室などで、
なんだかいつも、点滴を打っていること。
プロや、オリンピック級の選手が
普段みんなあのような状態で過ごしているのかと思うと、
(みんなじゃないとは思うけど)
(そう信じたい)
スポーツって、記録って何だろうと思ってしまう。
たとえ違法薬物でなくても、
常に体に何かを注入している状態なんて、
良いわけがないし、
今は違法でなくても、
将来、違法として登録されるかもしれないではないか。
それから、抜き打ち検査として、
検査官が訪ねて来た時、
風呂に入っているだなんだと時間を稼ぎ、
薬物使用を誤魔化すための液体を、
血管に注入したり。
普段、体に良いことは何もしていないけれど、
体に悪いことも特にしていない私には、
それはとてつもなく恐ろしい事に思える。
以前は、超人的なスポーツ選手を見ると
本気で尊敬したものだけれど、
こんな映画を観てしまうと、
何だか疑いの目で見てしまいそうだ。
ドーピングって、核兵器に似ている、とも思った。
相手がやっている(持っている)から、
自分も同じこと(もの)を、と。
そうしなければ、勝てない、強くなれない。
ドーピングしている選手の体は、
エンジンが取り付けられているのと同じに思える。
取り付けていない選手と競えば、
勝つに決まってる。
そんなのを見せられても、こちらは全然楽しくない。
評価 ★★★☆☆
タイムリーな映画やね!^^;
ドーピングは深い問題やね。
勝ちたい!って意識が・・・歪んだ形になって行くのかな?
プロレス好き?
私は子どもの頃、父とよくTVで見てたよ!
この前は、時間がなくて・・・ゆっくり見れなくて・・・
残念やったよ。^^;
by hatumi30331 (2016-07-01 20:10)
現代のスポーツの表裏をえがいてるようですね。
華やかな表舞台の裏にドロドロしたものがあると思いたくないですが・・・
by ひろし (2016-07-02 07:51)
来月リオ五輪が始まりますけれども、ドーピング違反のニュースを
聞く事が無いよう、フェアプレーでやってほしいものです。
by まるたろう (2016-07-02 09:25)
おはようございます!。
ガン患者にとっては「希望の☆」、英雄やな!。
悲しいかなスポーツの世界の記録って、
銭と薬のおかげ…は多いやろうな。やっぱり。
強い者が勝つ!んではなくて、
勝つために強い者を製造するんやろなぁ。
何年、何十年経ってから、
「もう時効なので・・・」とか言うて、
あの時、実は・・・と暴露する選手おるけど
やめて欲しいわ~。夢も希望もない。
本人は話題になって、スッキリだろうけど。
だいたい「時効」ってなんやねん?。
近年も、巨人選手のサインボール売ってたの、
全部、会社の社員が書いてました。
当時の子ども、ゴメンね~とか。
金取って、販売しといてそれはないやろ?。
体内に異物、薬品というのは、
すごく抵抗があって、覚醒剤などは(今のところ)
使っていないんですが、ビタミン剤なども飲まない。
リポビタンDですら買うけど、飲まない。
(これは配送業者用に冷やして置いてある)。
というのも、ウチの父親がクスリ大好きだったので(笑)。
特に覚えているのが、アリナミンね。
クスリと言うのは合法であろうと、
違法であろうと、やはり体に何らかの影響は確実に出る。
目玉の白目部分もオシッコもまっ黄っ黄!ポンキッキ!。
洗ってもひとりだけ、パンツがベージュ!。
漂白剤とアリナミンの戦いはアリナミンの勝利!。
ボクなんか意志が絹こし豆腐なみに脆いので、
一度クスリにハマるともうカタギの世界に戻れない気がする…。
今がカタギの世界に生きているとは思わないが…。
by 裏・市長 (2016-07-02 09:56)
hatumi30331さん
コメントありがとうございます
ドーピング問題は根深そうですね。
そんな事をして勝っても嬉しいかなぁと
思うのですが、
名誉や金銭に目が眩むんでしょうか・・・。
プロレス、嫌いじゃないですよ。
テレビ創世記の頃の男性は、
みんなプロレスに夢中になったようですね^^
今度、プロレス興行を見つけたら、
ぜひじっくり観戦して、
ブログで教えて下さいね^^
by 青山実花 (2016-07-02 13:45)
ひろしさん
コメントありがとうございます
本当、
スポーツの素晴らしい記録や技の裏で、
不正が行われているとは思いたくないですね。
by 青山実花 (2016-07-02 13:47)
まるたろうさん
コメントありがとうございます
リオ五輪、もう来月ですか、早いですね。
それでなくても、
問題山積なのですから、
ドーピングなんてくだらない問題で、
時間やお金をかけてほしくないですね。
もちろんそれは、2020年の東京五輪でも
言える事ですが。
by 青山実花 (2016-07-02 13:51)
裏・市長さん
コメントありがとうございます
このランスさんという方は、
ドーピングが発覚するまでは、
癌の患者さんにとっては憧れの存在だったのでしょうね。
だからこそ、余計に、
裏切られた感が強く、映画にもなったのかもしれません。
私も以前は、オリンピックなどで
超人的な身体能力の選手を
本気になって見ていましたし、応援していました。
そういう気持ちをずっと持っていたいです。
そのためにも、ドーピング疑惑は
ゼロになってほしいです。
>巨人選手のサインボール売ってたの、
えー!?そんな事まであるんですか。
子供の頃の夢まで汚された感じですね。
たとえ「もしかして」と思っても、
信じていたいのが人間。
なんでも暴露すればいいってもんじゃない・・・。
>ビタミン剤なども飲まない
コメント欄に書いて下さったからと、
話を合わせているわけではなく、
私も全く同じです。
ちょっと驚きました。
とにかく、スーパーなどで普通に売られている食材以外を
口に入れる事は、ほぼ無いと言っていいです。
薬も、ビタミン剤も、強壮ドリンクも。。
そういった物に意味を感じないからです。
よほど大病したら、医者からもらった薬くらいは
飲むと思いますが。
なるほど、お父様のお話からも、
体に何らかの影響があるのが分かりますね。
薬は、意志のの強弱の問題ではないと思います。
手を出しちゃだめですよ^^;
by 青山実花 (2016-07-02 14:23)