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「野球狂の詩」 [映画]

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〔1977年/日本〕


プロ野球球団・東京メッツの
ベテラン投手・岩田鉄五郎(小池朝雄)は、
今日の大阪アパッチとの対戦後、
引退を決めていたが、
試合が終わると、
それを取り消す。


その頃、メッツのスカウトマン・尻間(谷啓)は、
有望新人を探して、
全国を歩き回るも、
中々いい選手に巡り会えず、焦っていた。


そんな時、ふと目に入ったのが、
武蔵野高校女子野球部の投手・水原勇気(木之内みどり)。


彼女の天才的なピッチングに驚いた球団は、
ドラフト1位で水原を指名。


しかし、プロ野球規約により、
女子はプロにはなれないとのお達しが・・・。





女の子がプロ野球の選手に、
という、
ちょっと、実現したらいいな、と思う、
水島新司さん原作の
コミックの映画化。


今、観ると、
とんでもないセクハラな場面の連続(笑)。


まず、男子の発言。
水原勇気と同期で指名された
男子選手は、
「女が入るなら、僕はやめます!」と。
女みたいな下等な奴と、
一緒にやってられっか、とでも言いたげな物言い。


そして、入団した水原に、
風呂で、
男の背中を流せとの命令が。
今、そんな事を命令したら、
一発でアウトでしょう。


木之内みどりさんが、
めちゃくちゃ可愛いのはいいのだけれど、
彼女の体形は、
どう見ても、長年野球をしていた、
それではない(笑)。


腕も脚も、細くて、
とてもじゃないけど、
プロからスカウトされるようには見えず・・・
いえ、別に咎めてるわけじゃないです(笑)。
そんな事も、ご愛敬ってことで。


野村克也監督が、
本人役で出ているのがいい。
そういう意味では、
とても貴重な映画だと思う。


評価 ★★★☆☆

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