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「地獄の花園」 [映画]

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〔2021年/日本〕


平凡なOL・田中直子(永野芽郁)が勤める三富士株式会社では、
安藤朱里(菜々緒)
佐竹紫織(川栄李奈)
神田悦子(大島美幸)の3人が、
壮絶な派閥争いに明け暮れていた。


そんなある日、
中途採用で入社してきた北条蘭(広瀬アリス)に
3人が負け、
蘭が会社のテッペンとなる。


その事がきっかけで、
OLたちは結束するようになり、
闘いの相手は、他社のOLとなる。


直子は、なぜか蘭と気が合い、
個人的に仲良くなる。
ところが、
全国のOLたちのテッペンを狙う、
トムスン社に、
直子が拉致されてしまい・・・。





くだらねー(笑)。
面白い(笑)。


「クローズZERO」のOL版と言ったらいいのか、
OLたちが、
日々、喧嘩に明け暮れるという映画。


OLの喧嘩なんて言うと、
ネチネチとした嫌みの応酬や、
後輩いじめのような、
陰湿なものを思い浮かべそうだけど、
この映画の喧嘩は、
本物の、
体を張った喧嘩。


それも、相手が嫌いだから、とか、
そういう理由ではなく、
とにかく「テッペン」を取りたいという
一心での事。


だから、観ていて、
心が暗くならないし、
あはははは~と笑ってしまう。


登場人物たちが、とにかくカッコいい。
菜々緒、川栄李奈、大島美幸、
広瀬アリス、そして、永野芽郁、
なんていい女たちなんだ。
一人一人がキャラ立っていて、最高。


私は、敵対していた彼女たちが、
仲良くなっていく場面が大好き。
このメンバーが、結束するって、
最強じゃない?
色んな意味で。


最強OL・広瀬アリスと、
派閥争いには関わらない永野芽郁が、
不思議と気が合う場面を観ていて、
私は、友人・A子から聞いた、中学時代のエピソードを
思い出していた。


A子の通っていた中学は、
いわゆる、「荒れた中学」で、
ヤンキーと言われる生徒が目立っていたそうで、


A子は、真面目な子だったけど、
ヤンキー女子のB子と、なぜか気が合っていて、
グループを越えて、
一緒に買い物などに行っていたそうだ。


そんな時、B子は、
「今日はA子と一緒だから、万引きしないで帰るわ」
と言っていたと。


不良と付き合っても、
決して染まったりはしないA子と、
真面目な友達を巻き込んではいけないと、
ちゃんと一線引いていたB子。


永野芽郁と広瀬アリスの関係に似てるな、と思った。
映画は、その後、トンデモ展開になるけど、
詳しくは書かない(笑)。


評価 ★★★☆☆

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