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「NANA2」 [映画]

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〔2006年/日本〕


ナナ(中島美嘉)は、
バンド「BLACKSTONES」のボーカルとして、
メジャーデビューを目指し、着実に歩み始める。


そんな中、
ナナの親友・奈々(市川由衣)は、
「BLACKSTONES」のライバルバンド、
「TRAPNEST」のリーダー・タクミ(玉山鉄二)と
一夜を共にする。


しかし、多忙で遊び人のタクミと、
中々会えない淋しさから、
奈々は彼と関係に見切りをつけ、
以前から、自分に思いを寄せてくれていた、
ノブ(成宮寛貴)と付き合うようになる・・・。





不覚にも泣いてしまった、
前作「NANA」。
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2020-09-28


すぐに、「2」を観てみたのだけれど、
何、これ?


宮崎あおいたんが奈々役を降りた事は、
当時のニュースで知っていたけれど、
松田龍平も?
松山ケンイチも?
なんかもう、別物みたい。


1作目の時、
続編を作る事は想定になかったんだろうか。
芸能界の事はよく分からないけど、
契約みたいなものが、
かなり厳しい世界だと聞く。


もし「2」の製作が最初から決まっていたとするなら、
そちらにも出演すると、
契約していた筈じゃないかしら。


特にレン役の松田龍平がいないのは痛いなぁ。
そんな事、全然知らなかったから、
姜暢雄がレンとして登場した時は、
あんた誰?状態(笑)。
この映画は、
中島美嘉と松田龍平のカップルが良かったのに。


奈々役もそう。
市川由衣も悪くはないけど、
続編も、宮崎あおいたんで、
奈々を観てみたかった。


なにせ、この「2」は、
ナナより、
奈々の言動が、とても重要なのだ。
だからこそ、あおいたんなら、
各場面をどう演じただろうって、
そればかり考えてしまう。


そのせいなのか、
大ヒットした「1」と比べて、
興行収入はガクンと落ちたという。
映画製作というのも、
難しいものだ。


評価 ★★★☆☆

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「NANA」 [映画]

nana.jpg
〔2005年/日本〕


小松奈々(宮崎あおい)は、
東京で暮らす恋人・章司の元に向かうために
乗った電車の中で、
同じ20歳の女の子・大崎ナナ(中島美嘉)と
席が隣同士になる。


東京駅で別れた二人だが、
部屋探しをしている時に、偶然再会、
ルームシェアする事になる。


奈々は、いつか章司と暮らせる日を夢見て、
バイトを始め、
ナナはバンド「BLACKSTONES」を結成、
それぞれの夢に向かって走り出す。


ある日、奈々が、
人気バンド「TRAPNEST」のライブチケットの最前列に当選し、
ナナを誘うが、なぜか彼女は断る。
実は、「TRAPNEST」のベーシスト・蓮(松田龍平)は、
かつてナナと一緒に暮らしていたのだ・・・。





♪たとえば誰かのためじゃなくあなたのために
歌いたいこの歌を
終わらないstory 続くこの輝きに
Always 伝えたい ずっと永遠に


はぁ。。。
不覚にも泣いてしまった。
こんなJKだましみたいな映画だってのに(笑)。


「TRAPNEST」のライブを観ながら、
ナナが、蓮と別れた、あの日を思い出す場面。


深い雪の残る駅で、
電車に乗る蓮を見送って、
雪の中で崩れてしまったナナ。


そこに、伊藤由奈の歌う「ENDLESS STORY」が
かぶさると、
もう駄目。
これが泣かずにいられるか(笑)。


この「NANA」、
もう15年も前の映画になるのね。


同名の原作コミックも、
この映画も、
当時のJKから、絶大な支持をされて、
大ヒットした事は知っている。


劇中、中島美嘉が着けていた、
ヴィヴィアンウエストウッドの鎧みたいなごっつい指輪
(正式名称は分からない)を見て、
ああ、これか、と今更のように思った。
知り合いのJKが、あの頃、
嬉々として同じ物を着けていたから。


でも、あの頃は、この映画を観ようとは思わなかったなぁ。
JKでもない自分が、
この映画を観るのは、なんか違うと
思ったのかもしれないな。


でも、今観てみて、
人気があった理由も分かる。
有名バンドのメンバーとの過去の恋愛、
女同士の友情など、
JKからは、ずっと遠い所にきてしまった私でも、
憧れる要素満載で、
リアル世代だったら、きっと夢中になっただろうな、と想像できる。


それに、俳優陣を知って、ビックリ。
両NANA役の、中島美嘉、宮崎あおいは勿論、
玉山鉄二、松田龍平、
成宮寛貴、松山ケンイチ、平岡祐太、紗栄子などなど、
今では皆さん、スターになった方々ばかりで、
誰かが初登場する度に、
おぉ!と思う。


そうなると、
続編の「NANA2」は勿論観たいし、
あと原作が読みたくなる。
また楽しみが増えた。


評価 ★★★★☆

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「SCOOP」 [映画]

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〔2016年/日本〕


かつて、様々なスクープ写真を撮ってきた
カメラマン・静(福山雅治)も、
今は、芸能人のゴシップ写真専門の
パパラッチに成り下がっている。


ある日、
静は、編集部に入ってきた
新人・行川野火(二階堂ふみ)を
無理矢理押し付けられる。


一匹狼の静は、
最初はそれを嫌がるが、
2人は意外と馬が合い、
何枚ものゴシップ写真の撮影に成功、
雑誌の売り上げは急激に上がってゆく。


そんな中、
未成年の連続殺人犯の、
現場検証の写真を撮る、というミッションを
課された二人は、
掟破りの方法で、撮影を遂行し・・・。





これは好き(笑)。


なぜなら、
毎週のように写真誌を賑わせている、
芸能人たちが、
どんな風に写真に撮られるのかという裏側を
嫌というほど見せてくれるから。


こんなミーハー心を刺激される話ったらない。


芸能人にだってプライバシーはある、
そんな下衆な事をして楽しいのか、
というご意見もあろう。
まぁ、それも分からなくはない。


ただ、無名の頃は、
自分から写真を売り込んでまで、
有名になりたいと必死になっていた人が、
売れた途端、
「撮らないでくれ」は、
ちょっと虫が良すぎるのではないかと思ったりもする。


私は、芸能人のスクープって、
殆どがリークだと思っていたけれど、
この映画を観る限り、
案外そうでもなくて、
写真を撮る側は、
麻布や六本木の、
芸能人が行きそうな場所で張り込んでるのね。
まぁ、映画の内容を信じれば、の事だけど。


芸能人の場面はともかく、
政治家のスキャンダル写真を撮る場面は最高(笑)。
誰とは言わないけど、
いかにも実在の、
人気若手政治家が不倫をしていて、
福山と二階堂は、その写真を苦心して撮る。
芸能人の傍若無人は、
勝手にすればいいと思うだけだけど、
政治家はやっぱりダメでしょ(笑)。


それから、連続殺人犯の人権が守られすぎて、
現場検証中の撮影も禁止の中、
ある方法で写真を撮った場面は、
ちょっと良かった。


被害者の顔は晒されるのに、
加害者の顔が出ないって、
おかしすぎる。


まぁ、難しい事はいい。
とにかく、ミーハー心がめっちゃ満たされる。
下衆な話を楽しんだ。


評価 ★★★☆☆

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『ありがとう 魚屋編』 [ドラマ]

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先日から見ている、昭和のドラマ、「ありがとう」の、

「婦人警官編」 ⇒ https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2020-08-01
「看護婦編」  ⇒ https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2020-08-25

に続き、「魚屋編」を見終わった。


もう何度目か分からないくらい見ているけれど、
何度見ても面白い。
毎話、声をあげて笑ってしまう。


この「魚屋編」、
水前寺清子さんと、山岡久乃さんの母娘コンビは同じなのだけれど、
キャラクターが、前の二作とは大きく違っている。


前の二作は、山岡久乃さんは大変に厳しいお母さんで、
水前寺さんは、
「お母ちゃんお母ちゃん」と、
常に山岡さんに頼っているような娘だった。


でも、本作は、
山岡さんは、どこか間の抜けている、
うっかり母さんで、
その分、水前寺さんはめっちゃしっかりしている。
水前寺さんの方が、山岡さんと支えている。


それから、もう一つ、
大きな違いは、
前二作では、この母娘に、
男性の影など微塵もなかったのに、
山岡さんに、途中で恋人ができて再婚、
そして、水前寺さんには、
しつこくプロポーズしてくる幼馴染の前田吟さんがいるのだ。


前二作では、
水前寺さんは、相手役の石坂浩二さんの女性問題に、
ヤキモキさせられる事が多かったけれど、
本作では、石坂さんが前田吟さんの存在にイライラしている(笑)。


で、本作で、一番強烈なキャラなのが、
見た事のあるかたなら、ご存じだと思うのですが、
園佳也子さん。


園さんは、悪い人ではないのだけれど、
とにかく、クセが強すぎて、
「四軒市場」の皆様から、
ちょっと疎んじられている存在なのだ。


「四軒市場」とは、
水前寺さんの魚屋さん、
石坂さんの八百屋さん、
園さんの酒屋さん、
そして、
佐野浅夫さんの肉屋さんで成り立っている商店街。


で、すごいのが、
この四軒市場の、息子、娘たちが、
全員、結婚相手を四軒の中で調達してしまう事だ(笑)。


あとは、児玉清さんの焼き鳥屋、
長山藍子さんの荒物屋が近所にあって、
皆さん、お年頃なので、恋愛問題花盛り(笑)。


なんだか、言いたい事の100分の1も書けていない気がして
もどかしい。
なにせ53話もあるので、
面白エピソード多すぎで、
本気で書くなら、1話毎に書かなくては駄目な気がする(笑)。


「ありがとう」で画像検索していたら、
 ↓
のような写真が落ちていた。

201210141708265fc (2).jpg


現在もご存命の、
出演者の皆様のお写真を集めた画像だと思うのだけれど、
どうでしょう、
「ありがとう2020」というのを製作するというのは。


皆さん、孫どころか、
曾孫、玄孫までいるという設定で。
TBSさん、
再放送が無理なら、
そちらの方向で、ご検討願えないでしょうか。

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「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」

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〔2018年/日本〕


東京生まれ、東京育ちの、
地元大好き女・波平久留美(波瑠)は、
恋人・俊郎(中村倫也)と同じ、
一流ホテルチェーンに就職でき、
有頂天に。


ところが、なんと、配属先が、
グループ傘下の、
熊本県にある遊園地「グリーンランド」。


渋々、現地に行くと、
企画課の係長・小塚慶彦(西島秀俊)から、
ゴミ拾いを命じられ、
大ショック。


こんな事をするために、
就職したのではないと、
様々な企画を考えては、
小塚に提出するも、
全く採用されず、さらにショック。


けれど、一緒に働く仲間たちの、
仕事への真摯な向き合い方に触れるうちに、
久留美の心に変化が起こり・・・。





恋人と同じ会社に入れたのはいいけれど、
熊本の遊園地に配属され、
不満だらけの主人公・久留美が、
仕事の楽しさに目覚める、という物語。


まぁ、ありがちな話といえば、
そうなんだけど、
出演陣が意外と(?)豪華で、
結構観てしまう。


まず、久留美の先輩社員として登場するのが、
橋本愛さん。
そっか、今回は脇に回ったか、と思う。
波瑠さんと役を入れ替えても、
面白いかもと思ったりもする。


久留美と同期入社で、
一緒に、熊本に配属されるのが、
岡山天音くん。
岡山君は、東大卒という設定だけど、
めっちゃ腰が低く、偉ぶらない。
難関私立大卒の久留美は、
ちょっと自分に自信があったようだけど、
岡山君の態度を見て、ショックを受ける。


濱田マリも、相変わらずだけど、
安定の演技(笑)。
なんか好き。


で、これらの面々が、
とても仲良く、人間関係の悩みなど全くなく、
お仕事に全力投球。
最初は不貞腐れていた久留美も、
次第に彼らのペースに巻き込まれていく。


そうそう、
忘れちゃいけないのが、
久留美の恋人役の、
中村倫也くん。


今をときめく中村くんだけど、
どう考えても、メインは西島秀俊さんよね、
そうなると、
彼はどうなるの?と、
心配半分で(笑)、観ていたら、
やっぱり、あまりいい役じゃなかった(笑)。
2年前の映画か。
今なら、もう少しおいしい役かも(笑)。


熊本の「グリーンランド」って、
実在する遊園地のようで、
めっちゃ広くて、
乗り物も多く、豪華。


遊園地なんて、もう何年も行ってないけど、
久し振りに観覧車に乗りたくなる。


評価 ★★★☆☆

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