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「コータローまかりとおる!」 [映画]

kotaromakaritoru.jpg
〔1984年/日本〕


新堂功太郎(黒崎輝)は
私立鶴ヶ峰高校に通う生徒。
腰まで伸ばした髪は、
当然校則違反だが、
決して切ろうとはしない。


彼の傍若無人な振る舞いを
苦々しく思っている、
生徒会長のタラコ(山口良一)は、
彼の髪を切った者が所属する部活に
100万円の報奨金を出すと言う。


そんな中、
学校に、ムーア公国のプリンセス・クララが
留学してくる。
功太郎は可愛い彼女を見て、
ある事を宣言する。


クララの帰国後、
学校の裏組織・蛇骨会は、
功太郎のガールフレンド・麻由美を人質にし、
功太郎を呼び出す・・・。





先日観た映画、「伊賀野カバ丸」で、
カバ丸を演じた黒崎輝さんの
主演第2弾らしく、
ファンの方は、
「カバ丸」のタイトルが出ると、
当然のように、
この「コータロー」のタイトルもセットで頭に浮かぶ・・・らしい(笑)。


ただ、ごめんなさい。
私には、これはちょっと・・・(笑)。
馬鹿馬鹿しさにおいては、
「カバ丸」と双璧をなすのは分かるんだけど、
決定的な違いがある。


それは、
言ってみれば、
少年漫画と少女漫画の違い。
女は、女のスカートの中を覗きたいという
男の心理が、全く理解できないからなぁ。


エロ映画は嫌いじゃないけど、
こういった種類のエロ(というほどではないが)は
望んでいないのよねぇ(笑)。
入り込めなくて、申し訳ないです・・・。


真田広之が「カバ丸」に続いて、
なぜか、お化粧をした、
一風変わった役を。


別にこのころ、彼はそんなイメージではなかったと思うし、
そういう売り出し方もしていなかったと思うのだけれど、
まぁ、偶然かな。
本人も結構楽しそうに見えるし(笑)。


それから、知っているかたに、
ぜひ教えてほしいのが、
伊原剛志演じる、砂土屋俊兵!


この砂土屋というのは、
名前や、アイパッチや、ムチの名手という所からして、
「愛と誠」の砂土谷峻を意識していると思われるのだけれど、
どうなんでしょう。
容貌や、ムチの振り方まで、砂土谷峻にソックリなのだけれど。


私は「愛と誠」が
人生のオールタイムベスト5に入るくらい、
好きで好きで、大好きで、
だから、砂土谷峻のパロディ(?)に、
思わぬ所で出会った事が、
とっても嬉しくて。
こちらの砂土屋俊兵は、コミックにも出てくるキャラなのだろうか。


「カバ丸」と同じように、
「コータロー」の原作も読んでみたくて、
図書館を検索したけれど、
こちらは蔵書してなかった(笑)。
残念。


評価 ★★★☆☆

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コメント 16

lequiche

鈴木則文監督は、
真田広之や黒崎輝をどのように売り出したか、
ということを『東映ゲリラ戦記』で
熱っぽく書いていて、
当時の映画が隆盛だった頃のパワーが伝わって来ます。
映画作家・脚本家だということで、
あまり自著というのがなくて、
ごく晩年になってからエッセイを出されたようですが、
そこでも自分はバカだとか下品だとか言われていて、
この人すごいなぁと思います。
とても尊敬しています。

でも鈴木則文作品はほとんど観たことないんですが。(ダメジャン ^^;)
by lequiche (2016-06-30 12:57) 

まりっぺ

こんばんは、実花さん^^
少年漫画には興味はありませんでしたが、なぜかこのタイトルは覚えています、どうしてかわかりませんが・・・?
見てはいませんが・・・?
「愛と誠」は見ましたよ、早乙女愛ちゃんのなんとも不思議な瞳が印象に残っています^^

話は変わりますが、裏ちゃんのオフ会記事を読み、益々実花さんとお話がゆっくりと出来なかったのが悔やまれます^^
加太での一部始終に興味深々です~☆
延々と裏ちゃんにはレポをお願いしたいです^^
by まりっぺ (2016-06-30 21:16) 

向日葵

流石に「少年漫画」だったこちらには、殆ど記憶がありません。
発表当時知ってはいましたが(相当の大人気でしたから)
どうしても「見てみよう」と言う職触手が動かず。。

「愛と誠」。。
残念ながら、こちらも年代のズレで、読んだことがありません。
相当長くなって大河みたいになってしまったので余計。。

でも「伊原剛志演じる、砂土屋俊兵」にはいたく興味が
ございます!!!
by 向日葵 (2016-07-01 01:26) 

波浪

もうご覧になりましたか。確かに当時の男子校ノリって厳しいものがありますね。
愛と誠は知りませんが伊原剛志(本作がデビュー作の筈)はああいうキャラだったと思います。
一場面でひと笑いをかっさらっていく山城新伍とかさすがでした。
by 波浪 (2016-07-01 01:29) 

hatumi30331

懐かしい!^^
愛と誠・・・・ブームやったね。

まりっぺちゃんも言うてるけど・・・
ウラちゃんのオフ会記事面白いね!
絵が上手やし・・・脚色が・・・・ねえ。^^
まだ、加太の駅で止まってる。(笑)
by hatumi30331 (2016-07-01 05:28) 

Rchoose19

『愛と誠』懐かしいなぁ~~♪
漫画は読まない子供だったのですが、
高校の授業中に最終回の載ってる本が廻ってきて
ちゃんと読みましたよぉ~~(=^・^=)
この映画も観ましたが、細かいところまで覚えてません^^;
by Rchoose19 (2016-07-01 08:39) 

裏・市長

暑い・・・もう・・・ホントに暑い・・・。
梅雨、終わってるやろ?正直。

素晴らしい!今、この時期、なぜか、
どうして、ホワイ?、この作品を?。

「コータローまかりとおる!」をレビューしているのは、
地球でただひとりだ!。栄冠は君に輝く。おめでとう!。

個人的にはこの映画、
邦画界のターニングポイントになった作品と思われる。
ひとつはJAC=千葉真一帝国の崩壊、
もうひとつは、実験的な試みとして
この作品、劇場公開と同時にビデオソフト化されている。
で、劇場で販売されたのだ。

お若い方はわからないかも知れないが、
当時、ようやく家庭用ビデオが普及してきて、
過去の名作が手軽にお茶の間(死語)で
観られるようになった。

ビデオ販売の起爆剤として、当時いくつかの作品が
公開と同時にビデオ化された。
ちょっと当時も今でも、
そんな事したら、映画館に誰も行かないじゃん?と思うが。

この実験的手法はやはり色々まずかったのか、
私の知る限り、里見八犬伝、うる星やつら2、
そして、このコータロー程度なのだが。

だって当時、このビデオ買ったもん。
13.800円ぐらいだったか?。
田舎なので劇場販売なんかされず、
近所のレコード屋に1カ月前から注文してた。
公開の1日前に届いた。

公開前の夜に観られてしまって小学生のボクは
ベックリ&感動した。映画の中身がどうであれ。

あとは前年、準主役級だった高木淳也さんが、
(後に政界に進出、議員となる)
「JACに元々いなかった」程度に、影も形もない。

これは後に暴露されたが、千葉真一氏の
ギャラ未払いで揉めて、JACを飛び出したものの、
圧力で芸能界から干されてしまった…らしい(笑)。

この映画、徹底的に制作予算が千葉氏のもとに
入って行くように作られたのが、
当時、小学生のボクにもわかった。
主題歌もJAC、ヒロインまでJAC、
学園のエキストラはファンクラブで募集して、
タダで使い倒す徹底ぶり!。

この映画を最後に真田広之、志穂美悦子さんといった
JACを支えたメンバーが次々、離れていくのであった…。

主演の黒崎輝氏も巣だって、
瀬戸内少年野球団などに出演後、
現在は沖縄でスキューバーダイビングの
インストラクターをやってらっしゃる。めんそーれ。

「愛と誠」の砂土谷峻に関しては、
同じ講談社の週刊少年マガジン…という事もあり、
ほぼ間違いない、今で言うインスパイア、
オマージュ…ってなもんでしょう。

しかし、どんな映画でも自分なりの「ツボ」、
「ポイント」を見つけ出す天才やな、アンタ!。
褒めて伸ばすタイプやな。
ボク、褒められて伸びるタイプですねん。

「愛と誠」に関しては、
もう、めちゃめちゃ長くなるのでこれまた別の機会に。

なんせ、これからワタシ、万代の1日セールに
行かねばなりません。
なんせネスカフェ2本1.150円(税抜き)なんで。では。

by 裏・市長 (2016-07-01 12:31) 

青山実花

lequicheさん
コメントありがとうございます

『東映ゲリラ戦記』、面白そうですね。
図書館にあるようですので、
今度読んでみます。

真田さんにしても、黒崎さんにしても、
当時はそれなりに考えて売り出されたのでしょうね。
黒崎さんが主役で、
真田さんが脇役ですが、
現在は、真田さんの方が大スターになっているというのも
面白く思います。

>自分はバカだとか下品だとか言われていて

私は自分を笑える人が好きです。
卑下するのとはまた違う、
謙遜の気持ちを面白おかしく表現できる人。
鈴木監督も、きっととても強い方なのでしょうね。

lequicheさんも、映画の方もぜひ観てみてくださいね。
by 青山実花 (2016-07-02 11:03) 

青山実花

まりっぺさん
コメントありがとうございます

この「コータローまかりとおる!」は、
少年マガジンで12年も連載されていたようですので、
どこかでタイトルを聞いた事があっても
おかしくないと思います。
「愛と誠」は、私は映画を観たのはここ5年くらい
なのですが、
コミックを全巻オークションで買って、
繰り返し読んでいます。
本当に面白いです。

裏・市長さんのブログは面白いですね。
ただ、私は本当に薄くて、浅い人間で、
まりっぺさんとゆっくりお話したら、
呆れられてしまうような気がします^^;

by 青山実花 (2016-07-02 11:08) 

青山実花

向日葵さん
コメントありがとうございます

少女漫画の半分プロみたいな向日葵さんも、
「コータロー」は未読ですか。
私も、全部ではないけれど、
あまりにおふざけが過ぎる少年漫画は苦手かも^^;
女にはない感覚ですよね、あれって。

「愛と誠」はいいですよ。
よくよく考えると、
有り得ねーって内容なのですが、
面白くて、何度も読んでしまいます。
向日葵さんにも読んでほしいなぁ。
by 青山実花 (2016-07-02 11:14) 

青山実花

波浪さん
コメントありがとうございます

なんとかソフトを借りられたので、
すぐに観る事ができました。

ただ、すみません、入り込めなくて^^;
少年が頭の中で思い描くエロが、
女には理解できないのでしょうね。

山城新伍さん、由利徹さん、ハナ肇さん・・・
すごい面々がちょい役で出ていましたね。
そういう意味では、凄い映画だと思います。

波浪さんはソネットブログの方ではないのでしょうか。
もしブログなどされておられるなら、
ご訪問したいと思うのですが。

by 青山実花 (2016-07-02 11:20) 

青山実花

hatumi30331さん
コメントありがとうございます

「愛と誠」は本当に大好きな漫画です^^

裏・市長さんのオフ会の記事、
長編の力作ですね^^
本当に絵が上手すぎて、
自分にない才能のある方は、
心から尊敬してしまいます^^
by 青山実花 (2016-07-02 11:25) 

青山実花

Rchoose19 (
コメントありがとうございます

「愛と誠」の最終回は、
切なかったですね。
このあとどうなるの!?と思いますが、
知らない方がいいのかも・・・。

この映画にも、Rchoose19さんの元彼さんは
出ておられるのでしょうか。
今度、お会いした時、
追及しちゃおっと(笑)。
by 青山実花 (2016-07-02 11:28) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます

えー!?
だって「カバ丸」を観たら、
連続して「コータロー」を観なくちゃいけないって
決まりがあるんじゃないんですか!?
私は、そう聞いたんですけど。
どなたかから~(笑)。

裏・市長さんは本当に色々とお詳しいですね。
劇場公開とビデオが同時発売だなんて、
本当に驚きました。
しかも劇場で販売!?
今なら、ソフトだけ買いに行って、
映画は観ないで帰る人、続出かもしれませんね^^;

しかもそれを買った!
公開の1日前に観た!
凄いです!
邦画界の生き証人みたいですね。
そんなに幼い頃から、映像に興味を持っておられたのですね。

そして、千葉真一さんにも、そのような過去が!
今まで千葉さんの事は、
どちらかと言えば、良いイメージで見ていたのですが、
色々あるんですねぇ。
もちろん、綺麗事だけでは生きていけないし、
お金が欲しいのは誰でも同じだけど、
ギャラの未払いや圧力などは、
いただけませんね。
真っ当な人なら、離れていって当然かと思われます・・・。

えー、だってだって、
「愛と誠」フリークなら、
ムチ使いの砂土屋俊兵と聞いて、
砂土谷峻を思い出さない方が不思議でしょう^^

「愛と誠」についても色々知っている事があるんですか?
うーん、3日間くらい語り合いたいわ・・・(笑)。

by 青山実花 (2016-07-02 12:01) 

don

こんにちは~
週刊マガジンの連載漫画ですね。
20年ほどマガジンを毎週読んでたので、
コータローもずっと読んでました。

いわゆる学園モノの格闘マンガです。
いまひとつ面白さがわからないマンガでしたが、
絵はそれなりに上手かったので、惰性で読んでました^^;
by don (2016-07-03 10:46) 

青山実花

donさん
コメントありがとうございます。

これはマガジンに連載されていたのですね。

私はこの映画しか知らないのですが、
なんだか、今一つ、
よく分かりませんでした^^;

by 青山実花 (2018-12-30 20:06) 

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