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「ナタリー」 [映画]

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〔2011年/フランス〕


ナタリー(オドレイ・トトゥ)と夫のフランソワは、
可愛い夫婦。
2人は互いに深く愛し合い、
それは永遠に続くものだと思っていた。


ところが、ある日、
フランソワが突然の交通事故で死んでしまう。
もう二度と人を愛する事などないと、
どん底まで落ち込むナタリー。


3年後、ナタリーは、悲しみを振り切るように、
仕事一筋に生きていた。
社長からの求愛されるも、
今後、人を愛する事はないと、
冷たく言い放つ。


そんなある日、ナタリーは、
冴えない中年社員マーカスに
突然キスをしてしまう。
マーカスは有頂天になり、
ナタリーに特別な感情を抱くようになるが・・・。





フランスの女優さんの中では
特別に好きなオドレイ・トトゥのラブストーリーで、
楽しみにして観たけれど、
期待が大きすぎたかも(笑)。


最初は素敵だったんだ。
オドレイ扮するナタリーとフランソワの恋愛や、
結婚生活が素敵で、
うっとりできたもの。


そんな出だしだから、
フランソワが亡くなった悲しみや喪失感も、
とても理解できたし、
私まで辛い気持ちにさせられたってもんだ。


なのにその後、
オドレイがマーカスにキスをした瞬間から、
わけがわからなくなる。


マーカスは、何か仕事の用事で、
上司であるオドレイの部屋に入るのだけれど、
彼の顔を見たオドレイは、
突然立ち上がって、
ツカツカとマーカスの方へ歩き
結構濃厚なキスをするんだな。


今まで彼を好きだったとか、
全くそのような様子はなく、
その場面があまりに唐突で、
私には凄く変に思えた。
これ、男女逆だったら、
最悪なセクハラじゃない?


しかも、あとで聞くと、
ナタリーはその事を全く覚えていないと言う。
そんな事ってあるのかしら?
酔っていたわけでもなし。
それとも、おフランス流の恋愛を
私が分かっていないだけなのかな。


そんな展開なので、
私はてっきり、
同じオドレイの、「愛してる、愛してない…」みたいな、
トンデモ結末が待っているのかと、
勝手にワクワクしながら観ちゃったよ(笑)。


でも、そのワクワクはラストでシュンとしぼんだ。
だって、普通に終わっちゃたんだもん(笑)。
いや、勝手に妄想した私が悪いんだけどさ。


評価 ★★☆☆☆

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