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「シン・シティ 復讐の女神」 [映画]

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〔2014年/アメリカ〕


シン・シティ(=罪の街)の場末のバーで
ストリップダンサーとして働くナンシー(ジェシカ・アルバ)は、
最愛の恋人・ハーティガン(ブルース・ウィリス)を死に追いやった
ロアーク上院議員(パワーズ・ブース)への
復讐の機会を狙っている。


ある日、ロアークに
ポーカーの対決を挑んだ、
ジョニー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、
大勝するが、
恥をかかされたロアークは、
ジョニーの指を潰してしまう。


また、富豪の妻で稀代の悪女・エヴァ(エヴァ・グリーン)は、
かつての恋人・ドワイト(ジョシュ・ブローリン)を利用し、
夫殺しを計画する。


各人の思惑が交差する街で、
今夜も、怒り・暴力・復讐が渦巻く・・・。





クエンティン・タランティーノも、
ロバート・ロドリゲスも大好きなはずなのに、
なぜかノリ切れなかった、1作目の「シン・シティ」。


なので、続編が公開されると知った時は、
「またノレないかも」という不安があったし、
第一、
「前作から10年も経ってんじゃん、内容なんか覚えてねーよ(笑)」って
気持ちも強くて、
期待もせずに観に行った。
(じゃあ行くなよって話だけど(笑))。


いやしかし、
結構面白かった。
世間の評価は前作の方が高いようだけれど、
私はこちらの方がずっと好き。


一見、ストーリーなんてどうでもいいような
はちゃめちゃな感じがするけれど、
あの世界観は悪くないし、
作り手側の映像の遊びも
とても面白い。


何より、
前作で大嫌いだった、
ロアーク上院議員の息子のような人物が
今回はいないのがいい。
どんな映画でも、
ストーリーを何より重視してしまう私は、
あの息子がどうしても許せなかった。
このような映画で、
何もそんな事に真剣になる事もないと自分で思ったけど、
でも、嫌なものは嫌だった。


バイオレンスは、今回も凄い。
もう、人が死ぬ死ぬ(笑)。
(笑い事じゃないけど、そういう映画なので)
死ななくても、
大変な怪我を負わされたり、
そりゃもう、皆さん大変だ(笑)。


久し振りにロバート・ロドリゲス的世界観を観た気がする。
なかなか楽しかった。


評価 ★★★☆☆

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