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「コンフィデンスマン ある詐欺師の男」 [映画]

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〔2012年/カナダ〕


サミュエル・L・ジャクソンは、
25年の刑期を終え、出所した。


かつて詐欺師だった彼は、
かつての相棒を殺した罪で服役していたのだ。


これからの人生を堅気として生きる決意をしていたジャクソンだったが、
殺した相棒の息子・ルーク・カービーが現れ、
一緒に組んで詐欺をしようと迫られる。


カービーから紹介された女・ルース・ネッガと、
本気で愛し合うようになったジャクソンだが、
カービーからある驚愕の事実を知らされ、
大きなショックを受ける。


さらにカービーの策略で、
詐欺をせざるを得ない状況に追い込まれたジャクソンは、
仕方なく協力する事になるが・・・。





ムショから出てきた詐欺師が、
痛快な詐欺の手口でも見せてくれるのかと思っていたけど、
詐欺の場面は、ラスト近くでほんの少し、
あとは、サミュエル・L・ジャクソンの
なんだか苦悩してばかりいるような映画。


彼は、かつての相棒を、
殺さざるを得ない状況に追い込まれて、
拳銃で撃ってしまった事を
ずっと悩んでいる。
そして、そんな罪悪感から、
相棒の息子・ルーク・カービーの存在を、
完全に無視する事ができない。


それから、
愛し合うようになったルース・ネッガの事。
詳しくは書けないけれど、
彼女の正体を知ったら、
彼でなくても驚くだろう。
私がジャクソンだったら、
二度と彼女とは関わらないと心に決めると思う。


ルーク・カービーに半ば脅かされて、
仕方なく、詐欺をする事になったジャクソンだけど、
詐欺って、他の犯罪と違って、
犯人がノリノリの気持ちじゃないと
上手くいかないんじゃないかなぁって気がするんだけど。


嫌々やってる詐欺が成功するとは思えない。
詐欺の醍醐味って
騙した相手から、大金をせしめるってのもあるけど、
その過程を楽しむってのもあるんじゃない?
(詐欺を肯定しているわけではないです)


そんなわけで、
ジャクソンが腕の立つ詐欺師に見えなかったのが残念。
彼の事は好きだから、まぁ、いいけど(笑)。


評価 ★★★☆☆

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