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「夢一族 ザ・らいばる」 [映画]

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〔1979年/日本〕


新聞に掲載されていた、
銀行の睡眠口座のお知らせを見た郷ひろみは、
自分に年の近い預金者・雨宮治になりすまし、
金をいただこうと決意する。


銀行で本人確認を求められた郷は、
治の戸籍謄本を取りに役所に行く。
すると、今まさに、
治の死亡届けを出そうとしている老人・森繁久彌がいるではないか。


治は、3歳の時、両親を火事で亡くしたあと、
祖父の森繁に育てられたが、
つい先日、病気で亡くなったのだ。


そして、治名義で睡眠口座に残っている金こそは、
森繁が人をを騙して得たものであり、
その騙した相手とは、役所の戸籍係・内田裕也の父だった。
内田は父の仇の森繁をやっと見つけたと、
彼を付け狙い始め・・・。





出てたねぇ、紅白に、ヒロミ・ゴー(笑)。


若いんだか、年食ってんだかよく分からない、
相変わらずの年齢不詳のルックスで、
(ファンのかた、ごめんなさいっ)
めっちゃはしゃいでいるように見受けられたヒロミ・ゴー。
テレビはあまり観ないけど、
元々、歌は好きなの上に、ミーハーなので、
紅白は毎年、楽しみにしている。
彼のような、「ザ・芸能人」みたいな人が、
年の最後にゴージャスなステージで楽しませてくれるのは悪くない。


ただ今回、時代を感じたのは、
ヒロミ・ゴーと、大トリを務めた聖子ちゃんとが、
同じステージに立ったというのに、
その事が全く話題にもなっていなかった事。
以前だったら、もう少し騒がれたでしょうに、
2人の熱愛はもう、
遠い過去のものになってしまったのね(笑)。


で、この映画。
プータローのヒロミ・ゴーや森繁さんや、
その他、諸々の人々が、
銀行の睡眠口座を狙ってドタバタする話で、
別にどうって事はないのだけれど、


ちょっとビックリしたのは、
銀行の睡眠口座のお知らせ広告に、
○○様、○○様と、
フルネームで、顧客の名前が載せられちゃってる事。
今だったら考えられない、個人情報の公開っぷり。
昔はのんきだったのねぇ。


それから、他人になりすましたヒロミ・ゴーが銀行に行って、
応接室で見せられた帳簿というのが、
なんと手書き。
調べてみると、
1979年の頃は、もうすでに銀行はオンライン化されていたようだけれど、
行内の仕事は、
まだまだ手書き作業だったんだなと分かる。


もう一つ。
金利の良さにもビックリ。
森繁さんが預けたお金は、
600万とか、それくらいだったのが、
20年後に1000万近くにまでなっていた。
本当に、羨ましいようなお話(笑)。


映画自体は、どうでもいいような内容だったけど(笑)、
当時と今との違いが色々あって、
その辺りが面白かった。


評価 ★★★☆☆

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