「タイタニック 3D」 [映画]
〔2012年/アメリカ〕
どう言葉にしたらいいのか。
私は「タイタニック」が大大大好きです。
1997年12月。
初めてこの映画を観た日の事は忘れません。
特に期待も無く、
ただディカプリオが出ているからという理由だけで、
友人と劇場に出向いたのです。
帰り道、友人と私は、泣きながら歩いていました。
言葉にならない感動に、
胸が締め付けられる思いで、
話す事も出来ずに。
あの時は、この映画があんなに大ヒットするとは夢にも思わず、
ただ、家に帰ってすぐ、別の友人にメールし、
(物凄く興奮しているようだと、返信がきました(笑))
また翌日以降は、
会う人会う人に、その感動を伝えた事を覚えています。
今思えば、私も口コミに一役買っていたのですね(笑)。
同じ映画を2度観る事はあまりないのですが、
その後3回観に行きました。
売り上げにも多少の貢献をしていたんですね(笑)。
あれから15年。
あの映画を3Dで観る日が来るとは思っていませんでした。
しかも、奮発してIMAXです(笑)。
どうせ観るなら、
より見応えのある画面で、と思いまして。
感動は薄れてはいませんでした。
やっぱり「タイタニック」は素晴らしいです。
15年の間には、私にも様々な事がありました。
15年前には、特に気にならなかった、
ジャックの、
「決してあきらめないで」という言葉が、
重みを増して、私の心に迫ってきました。
「そうだね、ジャック、決してあきらめない」と、
子供のように心で返事しながら、
2人のラストを見守りました。
結末は分かっているのだけれど。
15年前は、恋愛部分に、より感動を覚えた気がするのですが、
今見ると、パニック物としても秀作ですね。
分かってはいるのに、
「早く!早く!」と何度も思いました。
それから、これは一番重要だと思うのですが、
やはり、ジャックをディカプリオが演じた事が、
ヒットの大きな一因だと思います。
友人と、
「あの役を、別の俳優さんが演じるとしたら、誰がいいだろう」と
色々当て嵌めてみたのですが、
どんなイケメン俳優でも、
人気俳優でも、
個人的に好きな俳優でも、
どれもピンとはこない。
童顔で、まだヤンチャな少年の面影を残した、
あの時のディカプリオだからこそ、
あの役がハマったのだと、
今回、あらためて強く感じました。
そういえば、以前、
ケイト・ウィンスレットが、
「出演者たちが全員、完璧にメイクしてスタンバイしていても、
寝起きの顔で、遅れてスタジオに入ってきたディカプリオの美しさには
誰も勝てなかった」
といったような事を話している記事を読んだ記憶があります。
はぁ~、溜息。
やっぱりディカプリオはいいです。
評価 ★★★★★