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「終わりで始まりの4日間」 [映画]

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〔2004年/アメリカ〕


ロスに住む、売れない役者・ザック・ブラフは、
母親の死の連絡を受け、
9年ぶりに故郷・ニュージャージーに帰ってくる。


母は半身不随で車椅子生活をしていたが、
風呂場で溺死したという事だった。


高校の同級生たちに会い、
パーティーにも出掛けるが、
ブラフの心は晴れない。
彼は何か、心に抱えているものがありそうだ。


そんな時、偶然出会ったのが、
どこか変わった女の子・ナタリー・ポートマン。
彼女と一緒にいるうちに、
心が軽くなってゆく自分に気付くブラフ。


ブラフは、
ポートマンや友人・ピーター・サースガードに、
母親が半身不随になった理由を語り出す。


そして、そんなブラフを、
サースガードは、ある行動で助けてくれる・・・。





ナタリー・ポートマンが出ているのに、
何故か日本では未公開らしい。


確かに、それほど面白い話ではない。
起伏に乏しいし、
感情移入できる場面もない。
故郷に帰ってきた青年が、
友人やポートマンと、なんとなく4日間を過ごすだけ。


ただ、物語が起伏に乏しいのは、
ザック・ブラフ演じる主人公が、
そういう性格だからだとも言える。


彼は感情表現があまり上手くなく、
喜怒哀楽が他人にはよく分からない。
また、父親とも上手くいっておらず、
一緒にいてもギクシャクするばかり。
観ている者は、どうしていいのか分からない。


ただ、ラストがいい。
ロスに帰るブラフに、
ポートマンが流す涙。
誰かと別れる事がどんなに悲しいかって、
ポートマンが全身で体現してくれていて、
こちらまで悲しくなる。


評価 ★★★☆☆

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