SSブログ

「ジュラシック・ワールド」 [映画]

jurassicworld.jpg
〔2015年/アメリカ〕


16歳のザック(ニック・ロビンソン)と、
11歳のグレイ(タイ・シンプソンズ)兄弟は、
コスタリカ沖のある島に作られたテーマパーク、
「ジュラシック・ワールド」に、
今、出掛けようとしていた。


そこはかつて、
多くの犠牲者を出した「ジュラシック・パーク」の跡地に
建設されたもので、
ザックたちの叔母・クレア(ブライス・ダラス・ハワード)が
責任者をしているのだ。


島に着いたザックたちだが、
クレアは忙しく、
彼らの相手をしていられない。
代わりにフリーパスとガイドを付け、
園内を回るように言われる。


一方、園内では大変な事態が持ち上がっていた。
遺伝子を操作し作られた、
大型恐竜・インドミナス・レックスが
檻を破り、逃走したのだ。


獰猛で、大変に知能の高いインドミナス・レックス。
園内は緊急を告げるアナウンスが流れるが、
少しの差で、ザックたちは、
透明な球形の乗り物・ジャイロスフィアに乗って、
園内の見学に出てしまっていた・・・。





第一作目の「ジュラシック・パーク」から、
もう22年も経つのかと、
感慨無量。


22年前の夏休み、
私は知り合いの、
7歳の女の子と、4歳の男の子の姉弟を連れて、
「ジュラシック・パーク」を観に行ったのだ。


2人とも、アニメ以外の映画を劇場で観るのは初めてだそうで、
本気で物語に入り込む、真剣な表情が可笑しくてたまらず、
私は、映画と、2人の顔を交互に見るのに忙しい(笑)。


「ジュラシック・パーク」の主人公が、
同じ年恰好の姉と弟という設定なのも、感情移入しやすいらしく、
しばらくは楽しんでいたようだけれど、
キッチンの場面(観られた方は分かると思います)で、
2人揃って、
「怖くて観ていられないよー(半泣)」と
ついに訴えられた。


「大丈夫、映画だから。必ず助かるから」と、
今思えば、身も蓋もない言葉で宥め、
何とか最後まで観た事を思い出す。


この2人も、今ではもうすっかり大人になった。
「ジュラシック・パーク」はトラウマにはならなかったようで、
(良かった)
特に女の子の方は、
大変な映画好きになってしまった(笑)。
今も、時々やり取りするLINEの話題は、
半分は、映画の情報交換。
映画の世界に引き込んだ、私の責任は重い・・・のかしら(笑)。


と、思い出話ばかりになってしまったけれど、
この「ジュラッシク・ワールド」も面白い。


来園者を飽きさせないために、
本来なら存在しないはずの恐竜を造り出してしまう
恐ろしさ。
それは恐竜ではなく、
フランケンシュタインのようなモンスターじゃないか。


「1」には無かったパークの施設、
「イルカのショー」も、「ふれあい広場」も、
全て動物は恐竜なのが、笑える。


こんなテーマパークが本当にできたら、
もう絶対、行きたい!
ただし、その時は、
Tレックスが檻を破るような事故が起こりませんように(笑)。


評価 ★★★☆☆

nice!(54)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画