SSブログ

「エスター」 [映画]

Esther.jpg
〔2009年/アメリカ〕


3人目の子供を死産し、
悲嘆にくれるケイト・コールマン(ヴェラ・ファーミガ)は、
夫・ジョン(ピーター・サースガード)と相談の上、
養女を貰う事を決める。


訪ねた孤児院で、
エスター(イザベル・ファーマン)という
9歳の少女を気に入った夫妻は、
手続きを進め、
エスターはコールマン家の娘となる。


ところが、彼女が来て以来、
家の内外で事件が起こり始める。


エスターのクラスメイトが、
滑り台から落ちて大怪我を負ったり、
孤児院のシスターが遺体で見つかるなどの。


エスターの正体に気付き始めたケイトは、
必死にジョンに訴えるが取り合ってもらえない。
そのうち、
彼らの長男・ダニエルと、長女・マックスにまで、
危害が及ぶようになり・・・。





この不気味なポスターを見た瞬間から、
観たかった映画。


ただ、一口に不気味とはいっても、
色々あるわけで、
サスペンスなのか、
オカルトなのか、
不気味可愛い話なのか、
観るまで、まるで想像できなかった。
なるべく予備知識を持たないでいようと、
情報を避けてきたから。


で、結論。
想像以上に怖かった(笑)。
ジャンルはサスペンス。
オカルト的な話より、
やっぱり生きてる人間が一番怖い。


これから観る方もおられると思うので、
あまり詳しい事は書けないけれども、
エスターという少女の言動を、
最初からきっちり注目しておくと、
ラストがより楽しめると思います。


詳しい事は書かないとは書いたけれども、
一つだけ言いたい事が!


ピーター・サースガード演じる、
コールマン家の主人には、
本当にイライラさせられる。


こやつは、妻がどんなにエスターの異常を訴えても、
まるで信じようとしない、ボンクラ夫だ。


長年連れ添った妻より、
昨日今日やって来たエスターの方を信じる
アホ夫で、
観ているこちらは、
彼の襟首掴んで、
「妻の言う事を信じろー!信じてやってくれー!」と
言いたくなる(笑)。


「このままいったら、あんた、絶対後悔するよ!」と
ものすごく力が入ってしまい、
映画一つにそんなに入り込む事ないよと、
我に返る事の繰り返し(笑)。


そういう意味では、とってもストレスの溜まる映画でもある(笑)。


評価 ★★★★☆

nice!(63)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画