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「アメリカ物語」 [映画]

Americamonogatari.jpg
〔1986年/アメリカ〕


「アメリカには猫がいない♪」


そんな噂を信じて、
ネズミの一家、マウスビッツ家は、
ロシアから、船でアメリカに移住する事を決める。


ところが、
アメリカまであと少しという所で、
一家の長男・ファイベルが海に落ちてしまう。
空き瓶に入ったファイベルは
なんとかニューヨークに辿り着き、
はぐれてしまった両親と妹を探さねば、と、
移民局に行く。


しかし、悪徳ネズミに騙されたファイベルは、
奴隷のように働かされる工場へ売られてしまう。


一方、
ファイベルの生存を信じる家族は、
彼を探し始めるが・・・。





スピルバーグが初めて手掛けたアニメで、
主題歌は、
アカデミー賞にノミネートされたという事だけれど、


そこまで世間に浸透していると感じられないのは私だけ?
「アメリカ物語」や「ファイベル」と言って、
すぐに反応する人は、
私の周囲にはいない気がする。
(気がするだけかもしれないけど)


うーん、こう言っては申し訳ないのだけれど、
正直、絵が可愛くないの・・・。
DVDのジャケットは、
それなりに描かれているけれど、
実際の映像は、ちょっと違う。


いや、別に、
スピルバーグは可愛い物を作ろうと思ったわけではないだろうけど、
やっぱりこういった作品は、
映画本体の売り上げ以外の、関連グッズが売れてこそ、
商売になる気がして。
ファイベルの絵の付いたグッズがあったとしても、
欲しいとはあまり思わないのよね・・・。


ネズミが主人公というのも、
ありきたりな感じ。
アメリカでネズミといえば、
ミッキーやミニーや、
「トムとジェリー」のジェリーなんかが、
もうすでに、大きな存在としてあるものね。


お話としては、
家族とはぐれてしまったネズミの少年が、
艱難辛苦(というほど大げさではないが(笑))を乗り越えて、
ついに再会するって話で、
その瞬間は、
やっぱりホッとする感じにはできていて、
悪くはないのだけれど。


それから、
「え?」と思う場面があった。


それは自由の女神。
私は、あの像は、
フランスからプレゼントされたという知識から、
像本体の完成品が、
フランスから船か何かで運ばれて、
アメリカに設置されたのだと、ずっと思っていたのよ。


でも、この映画で観ると、
女神像は、アメリカの地で建設されたように描かれていて。


で、ウィキペディアで調べてみると、
フランスで作られた214個のパーツを
アメリカで組み立てた、と書かれてある。


それが本当だとすると、
私の思い込みは、
半分は合っていて、半分は間違っていた事になる。
一つ、お利口になった気がした(笑)。


評価 ★★★☆☆

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