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「赤い帽子の女」 [映画]

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〔1982年/日本〕


1923年。
私(永島敏行)は、先輩(泉谷しげる)に誘われ、
パリからミュンヘンにやって来た。


私がミュンヘンの街をブラブラしていると、
赤い帽子をかぶった魅力的な女(クリスチーナ・ファン・アイク)と出会った。


その後、電車の中で彼女を再会した私は、
彼女を家まで追いかけた。


それから、男と女の、
奇妙な物語が始まる・・・。





よくは分からないけれど、
この、「赤い帽子の女」は、
芥川龍之介が別のペンネームで書いた
ポルノ小説と言われているらしい。


ただ、それにも諸説あって、
芥川だ、いや違う、と、
いまだに決定的な決め手はないらしい。


まぁ、真面目な議論はともかく、
「これは芥川なんだ」と自分に言い聞かせながら、
読んだり、観たりした方が面白いことは面白いけど。
どうせ真実など、永遠に分かりはしない。
どんな事だって、面白がった方が勝ちだ。


でも、正直、
映画は全然面白くなかった(笑)。
きっと私に、
この作品を理解する能力がないのだろう。


特に、“赤い帽子の女”がいつも怒ってるのが解せない。
なんでそんなに怒るのかと思うくらい怒る。
ドイツ人の気質なのか、
原作通りなのかは分からないけど、
あまりいい気分ではない。


永島敏行のセリフは、ボソボソボソボソ、
何を話してるんだか、
ドイツ語かと思っていたら、
日本語だったり、
あんまり上手くない。


字幕も最悪。
明るい空に、白い字幕を乗せちゃって、
文字が潰れて、全く読めない箇所がいくつかある。


エロ映画としても、
あれくらいなら、
今なら、一般映画として通るんじゃないかってくらい、
それほど凄いものではない。
色んな物を観すぎちゃってるから、
仕方ないんだろうけど(笑)。


まだ若い泉谷しげる氏が
3人のドイツ女と性交する場面が
何度もあるんだけれど、
泉谷氏の4Pを見せられてもなぁ、と、
あまりありがたくない気分(笑)。
なんで、あの役に泉谷氏をもってきたのか、
よく分からない。


評価 ★★☆☆☆

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