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「THE 4TH KIND フォース・カインド」 [映画]

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〔2009年/アメリカ〕


アラスカ州ノームで暮らす心理学者・ミラ・ジョヴォヴィッチは、
ある日、隣で眠る夫が、
何者かに射殺されるという悲劇に見舞われる。


それでも何とか立ち直ろうと、
仕事を再開した所、
なぜか不眠を訴える患者が次々訪れるようになる。


患者たちは一様に同じ夢を見ており、
ジョヴォヴィッチは、
彼らに催眠術を施し、
原因を探ろうとする。


ところが、催眠に入った患者たちは、
絶叫し、恐怖で暴れ出し、
脊髄を損傷する者まで出てきて、
ジョヴォヴィッチの責任問題にまで発展してしまう。
彼らをそこまでにさせる、「何か」とは何なのか・・・。





冒頭、ミラ・ジョヴォヴィッチの解説のような物が入り、
「私が、実在した女医の不思議体験を演じます」みたいな事を言う。
こういう手法をフェイクドキュメンタリーというらしい。
この間まで連続して観ていた、
「パラノーマル・アクティビティ」も
それなのかもしれない。


その実在した女医というのも出てくるんだけど、
彼女の表情が怖いというか、変というか。
それに彼女の映像だけ茶色がかって見えるのは
なぜなのか。


映画としてどうなのよ?と思われるのは、
治療を撮影した映像や、
ジョヴォヴィッチの家で起こった不可思議な映像が、
肝心な部分になると、
強いノイズが入るという設定。


どうせ映画なんだから、
その「何か」の正体くらい、
ノイズなしで見せてくれよーと、
物足りない気持ち。


映画の出来は、まぁ、置いておいて、
興味深い部分もあった。


紀元前4千年に話されていた、
シュメール語を、
「何か」が話しているという設定。


フィクションなんだろうけど、
本当にそんな事があったら面白いなぁ、って。
紀元前4千年って、
とてつもなく遠くて、
何があっても不思議じゃない気がする。
といっても、ローランド・エメリッヒ監督の映画、「紀元前1万年」でも、
本作のような事は描かれてなかったけどね(笑)。


評価 ★★★☆☆

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