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「ダイバージェント」 [映画]

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〔2014年/アメリカ〕


最終戦争から100年後。


人間は、ある年齢になると、
性格診断テストを受け、
【勇敢】、【高潔】、【平和】、【無欲】、【博学】の
5つに分類され、
それぞれの集団で暮らす事を義務付けられていた。


16歳を迎えたベアトリス(シャイリーン・ウッドリー)も、
その法律に従い、診断を受ける。
すると彼女は、
5つのどれにも当てはまらない、
【異端者】(ダイバージェント)と診断されてしまう。


【異端者】は危険分子とされ、
抹殺されるのが規則となっていたが、
検査官の咄嗟の機転で、
結果は改ざんされ、
結果的に彼女は、
【勇敢】に属する事になる。


【勇敢】は、警察や軍隊に近い組織で、
ベアトリスは【異端者】である事を隠しながら、
過酷な訓練に励むが・・・。





性格診断で5つに分類される人間って事だけど。


どう考えても、
私はこの5つに当てはまりそうにもなく、
不安になりながら観る(笑)。


かといって、【異端者】というほど、
突出した人間でもないし、
私のような人間はどうすればいいんだ?
まるで必要のない、
いらない人間と言われているようだよ(笑)。


それにしても、
何だか掴みどころのない映画で。


性格診断をするのはいいけど、
最終的にどのチームに入るのかは、
個人の意思で決めるんだな。
だったら、診断する意味ないじゃん。
あれだったら、
各チームに、「一日体験」でもした方が、
まだ説得力ある気がするんだけど。


やはりこういう内容なら、
100%試験結果に従い、
例外は認められない、とした方が、
面白いと思うのだけれど。


【勇敢】に入ったベアトリスが、
過酷な訓練を受けるシーンは、
それなりに面白いんだけど、
訓練の成績が悪い者は、
組織から出ていってもらうという決まりらしく、
その辺の意味も私には分からない。


そして、成績が悪く、落とされたベアトリスが、
ある方法で復帰するんだけど、
それが有りなら、何でも有りじゃん。
落とされた者がそれを知ったら、
絶対怒るだろうし、
受かった者だって、納得しないだろう。
何のための訓練なんだ?


その神経の図太さこそ、
彼女が【異端者】である証明なのかもしれないけど(笑)。


【異端者】が、どんな存在なのか、
人間にとって果たして彼らが「腐ったみかん」なのか、
それも描かれてはいない。
だから必死に【異端者】狩りをする理由もよく分からない。


ただ、続編があるそうなんで、
その辺りは追々分かっていくのかも。


評価 ★★★☆☆

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