SSブログ

「誘惑からの脱出」 [映画]

wakaoayako.jpg
〔1957年/日本〕


不良同志の抗争で、
ピストルで相手を撃ち逮捕された根上淳は、
刑期を終え、出所してくる。


彼の唯一の身寄りである弟・川口浩のアパートに行くと、
川口は倉庫会社で働いており、
信用金庫に勤める恋人・若尾文子がいた。


川口と若尾は結婚の約束をしていたが、
もう少し貯金をしてからと決めていた。
しかし、若尾は、
川口の兄が前科者という事から
勤めを辞めざるを得なくなってしまう。


若尾は、かつての同僚の紹介で、
キャバレーに勤め始める。
しかし、川口は、それに賛成できず、
店を辞めるように促す。


一方、根上に撃たれ、
杖なしで生活できなくなってしまった高松英郎は、
執拗に根上を追い掛け回し・・・。





若尾文子さんと川口浩様の共演映画という事で
楽しみにして、観に行った。
ただ、写真を載せたくても、
見つからないので、
同じ年の公開された「永すぎた春」で代用しました。


確かに、
こんな映画、よほど若尾さんのファンでもない限り、
誰も知らないよね(笑)。
弟の所に転がり込む、出所した兄って設定は、
この間観た「弾痕街」とまるで一緒だし(笑)。


で、必ず弟には恋人がいる、っと。
そういえば、悪人役が高松英郎ってのも一緒。
高松さんは眼力が強いから、
そういった役にはピッタリだとは思うけど。


昔は、予算がないのか、時間がないのか、
キャバレーに勤めてからの、
若尾さんのドレスが、
見事なくらい、いつも同じ(笑)。
ああいったお店のホステスさんって、
お洋服をとっかえひっかえするものだと思ってたから、
ちょっと手抜きな感じが否めない(笑)。


浩様も、今まで観た映画の中では、
なんだか精彩に欠ける感じ。


彼はお金がほしいと焦るあまり、
会社の荷物を盗み出すようになる。
いつもの浩様と違って、
なんだか好きになれない。
どんなチンピラ役を演じても、
どこか可愛げがあったのに、
この映画の役はパッとしないのが残念。


評価 ★★★☆☆


若尾文子さんは今まで、
160本の映画に出演されていると、
オフィシャル本に、
その全タイトルが載っている。


私はその160本を全制覇するのが夢だけれど、
この作品でちょうど半分の80本になった。
とりあえず日記代わりに、
新しい順にタイトルを書き出してみる。
(★は観た作品)


★春の雪 (2005)
 竹取物語 (1987)
 ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)
 幻の殺意 (1971)
★男はつらいよ 純情篇 (1971)
★スパルタ教育 くたばれ親父 (1970)
 座頭市と用心棒 (1970)
★天狗党 (1969)
★千羽鶴 (1969)
★濡れた二人 (1968)
★積木の箱 (1968)
★不信のとき (1968)
 鉄砲伝来記 (1968)
★華岡青洲の妻 (1967)
★砂糖菓子が壊れるとき (1967)
★妻二人 (1967)
★夜の罠 (1967)
★雪の喪章 (1967)
 処女受胎 (1966)
★赤い天使 (1966)
★雁 (1966)
★氷点 (1966)
 処女が見た (1966)
★刺青 (1966)
 妻の日の愛のかたみに (1965)
★不倫 (1965)
★清作の妻 (1965)
 帯をとく夏子 (1965)
 女めくら物語 (1965)
★波影 (1965)
★花実のない森 (1965)
 幸せなら手をたたこう (1964)
 悶え (1964)
★卍(まんじ) (1964)
★獣の戯れ (1964)
★傷だらけの山河 (1964)
★「女の小箱」より 夫が見た (1964)
 温泉女医 (1964)
★新・忍びの者 (1963)
★越前竹人形 (1963)
 女が愛して憎むとき (1963)
★わたしを深く埋めて (1963)
★女系家族 (1963)
 八月生れの女 (1963)
★雪之丞変化 (1963)
★しとやかな獣 (1962)
 秦・始皇帝 (1962)
★瘋癲老人日記 (1962)
★その夜は忘れない (1962)
★やっちゃ場の女 (1962)
 仲よし音頭 日本一だよ (1962)
 閉店時間 (1962)
★爛(ただれ) (1962)
★雁の寺 (1962)
★家庭の事情 (1962)
★妻は告白する (1961)
 新源氏物語 (1961)
★銀座のぼんぼん (1961)
★女は二度生まれる (1961)
★女の勲章 (1961)
 東京おにぎり娘 (1961)
★好色一代男 (1961)
★お嬢さん (1961)
★婚期 (1961)
 花くらべ狸道中 (1961)
★銀座っ子物語 (1961)
 素敵な野郎(1961)
 鎮花祭 (1960)
★偽大学生 (1960)
★安珍と清姫 (1960)
★勝利と敗北 (1960)
★ぼんち (1960)
★からっ風野郎 (1960)
 女は抵抗する (1960)
★女経(じょきょう) (1960)
 初春狸御殿 (1959)
★浮草 (1959)
 実は熟したり (1959)
★美貌に罪あり (1959)
 花の大障碍 (1959)
 次郎長富士 (1959)
★氾濫 (1959)
★山田長政 王者の剣 (1959)
★薔薇の木にバラの花咲く (1959)
★最高殊勲夫人 (1959)
★あなたと私の合言葉 さようなら、今日は (1959)
 新婚七つの楽しみ(1959)
 母(大映)
★娘の冒険 (1958)
★夜の素顔 (1958)
 嵐の講道館(1958)
 一粒の麦 (1958)
★息子の結婚 (1958)
 口笛を吹く渡り鳥 (1958)
 愛河 (1958)
 忠臣蔵 (1958)
 螢火 (1958)
 東京の瞳 (1958)
 妻こそわが命(1958)
★青空娘 (1957)
★夕凪 (1957)
★誘惑からの脱出 (1957)
★永すぎた春 (1957)
 朱雀門 (1957)
 慕情の河 (1957)
 続銀河の都 (1957)
★スタジオはてんやわんや (1957)
 銀河の都 (1957)
 君を愛す (1956)
 四十八歳の抵抗 (1956)
★日本橋 (1956)
★涙 (1956)
 スタジオは大騒ぎ (1956)
 あさ潮ゆう潮 (1956)
★滝の白糸 (1956)
★処刑の部屋 (1956)
 新婚日記 恥ずかしい夢(1956)
 新婚日記 嬉しい朝(1956)
★赤線地帯 (1956)
 虹いくたび (1956)
 新妻の寝ごと (1956)
 花嫁のため息 (1956)
 薔薇の絋道館 (1956)
★弾痕街 (1955)
 七人の兄いもうと (1955)
★珠はくだけず (1955)
 長崎の夜 (1955)
★幻の馬 (1955)
 娘の縁談 (1955)
★薔薇いくたびか (1955)
 月に飛ぶ雁 (1955)
 幸福を配達する娘 (1955)
★螢の光 (1955)
 勝敗(1954)
 荒城の月 (1954)
★月よりの使者 (1954)
 緑の仲間 (1954)
 浅草の夜 (1954)
 慕情 (1954)
 舞妓物語 (1954)
★酔いどれ二刀流 (1954)
 或る女 (1954)
 心の日月 (1954)
 十代の誘惑 (1953)
 無法者 (1953)
 続続十代の性典 (1953)
 春雪の門 (1953)
★祇園囃子 (1953)
 続十代の性典 (1953)
 チャタレー夫人は日本にもいた (1953)
 怒れ三平 (1953)
★十代の性典 (1953)
 彼女の特ダネ (1952)
 街の小天狗 (1952)
 秘密 (1952)
 明日は日曜日 (1952)
 花嫁花婿チャンバラ節(1952)
 母子鶴 (1952)
 猛獣使いの少女 (1952)
 死の街を脱れて (1952)


他に3本、
「長崎の歌は忘れじ」
「月形半平太」
「娘初恋ヤットン節」が、
出演作として載せられているサイトがあって、
気になってが仕方ないのだけれど、
実際のところ、どうなんでしょう。

nice!(17)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画