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「ペタル ダンス」 [映画]

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〔2013年/日本〕


宮崎あおいは、
大学時代の友人・吹石一恵が、
自ら海に飛び込んだとの噂を耳にする。


宮崎は吹石に会いに行こうと決めるが、
同じく大学時代の友人・安藤サクラから、
「会ってどうするの?」と聞かれる。


そう言った安藤も、
吹石に会うため、
離婚した夫から車を借り、
出発の準備を進めている。


そんな中、宮崎は勤務する図書館で、
若い女性・忽那汐里から、
「自殺に関する本を探している」と言われ、
なんとなく気にかかる。


数日後、駅で忽那が電車に飛び込むと勘違いした宮崎は、
体で彼女を止める。
それがきっかけで、
吹石に会いにいく旅に忽那も加わる事となり・・・。





詩のような映画。


あらすじの半分は
セリフから想定しただけで、
何か説明があるわけではない。


登場人物たちの家が出てくるわけでもなく、
どんな暮らしをしているのかも、
まったく分からない。
生活感がない。


これをオシャレと取るか、
中身が無いと取るかは、
人それぞれだろうけど、
雰囲気は悪くないと感じた。


4人の女優さんたちの個性がバラバラで、
全員が違うカラー。
共通点は、派手な人たちじゃないって事くらい。


彼女たちの会話が、
ドキュメンタリーみたいにリアル。
好きなことを勝手に話しているみたいに感じる。


撮影はどこでされたのだろう。
海の様子が素晴らしい。
波が荒れて、
雪が積もっていて、
風が大変に強い。
「行ってみたい」という気持ちにさせる。
映画全体の雰囲気は、
この景色に作られているといってもいい。
(今、検索してみたら、青森だそうだ。なるほど。)


評価 ★★★☆☆

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