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「続 夜の大捜査線」 [映画]

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〔1970年/アメリカ〕


サンフランシスコのあるマンションで、
娼婦が殺される。
遺体を発見した掃除人は、
現場から神父・マーティン・ランドーが立ち去るを
見たと言う。


捜査に当たる刑事・シドニー・ポワチエ。
彼はランドーの親友の為、
捜査から外れるか否かが、
署内でも問題になる。


容疑者はランドー以外にもいる。
マンションの持ち主のアンソニー・ザーブは
特に怪しい。
彼は売春の斡旋や、麻薬取引の噂があり、
ポワチエは彼を追う。


また、事件とは別に、
ポワチエは、反抗期の息子に手を焼いていた。
妻との仲は良好だが、
息子は、なかなか思う通りにはいかず、
心配は尽きない。


事件解決に向け、奔走するポワチエ。
真犯人には見つかるのか・・・。





先日観た、「夜の大捜査線」の続編という事だが、
オリジナルのテーマであった、
人種問題などはどこかへ行ってしまって、
全く平凡な、昭和の刑事ドラマみたいな内容だった(笑)。


そもそも、前作の続きを作るのは無理がある。
“通りすがり”のシドニー・ポワチエ刑事が、
事件を解決するというのが面白かったわけで、
普通に警察に勤務するポワチエを観ても、
普通なだけだ。
しかも、前はフィラデルフィア警察勤務と言っていたのに、
こちらはサンフランシスコ。
何だか印象が変わってしまう。


それに、彼の家族の問題を見せられてもなぁ(笑)。
何というか、会社で見せる顔しか知らなかった上司の、
家庭での顔を見せられた感じ。
生々しいから別に知りたくもなかったのに、
偶然、見かけちゃった、みたいな(笑)。


タイトルにちょっと笑える。
ポワチエが犯人を捜す場面の殆どは、
昼なんだもの。
昼なのに、「夜の大捜査線」(笑)。
そう考えると、邦題を付けるのも、
結構難しいのかも。
1作目の時点では、
まさか続編ができるとは思っていなかったのかもしれない。


評価 ★★★☆☆

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