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「崖っぷちの男」 [映画]

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〔2011年/アメリカ〕


ニューヨークのルーズベルトホテルにチェックインした、
元警察官・サム・ワーシントン。
21階の部屋の窓枠から出た彼は、
30センチほどの足場に立つ。
彼に気付いた通行人たちが、
自殺だと騒ぎ出し、野次馬は増える一方だ。


ワーシントンは、30億円のダイヤを盗んだ罪で、
服役していたが、
父の葬儀に参列する為、
特別に許可を貰い出所、
その際、見張りを振り切って逃亡したのだ。


彼は自分の交渉人に、
女刑事・エリザベス・バンクスを指名。
彼女が現場に到着し、
交渉を始めるが、
ワーシントンに自殺願望があるとは思えないと直感。


その頃、ワーシントンの弟・ジェイミー・ベルと、
ベルの恋人が隣のビルに忍び込んでいた。
彼らの目的は一体なんなのか。





1時間45分ほどの上映時間の、
殆どのシーンを、
30センチほどのホテルの足場で演技する、
サム・ワーシントン。


それだけ聞くと、
そんなんで時間が持つのかと思ってしまうが、
意外と飽きさせない。
肉体派の彼だが、
動くシーンは、
弟役のジェイミー・ベルがこなしてくれているので問題なし(笑)。


ワーシントンとベルのシーンが
平行して進むので、
ハラハラするにはもってこい。


ワーシントンの目線で、
カメラが下を映すのが本当に怖い。
私は特に高所恐怖症ではないけれど、
それでも、クラっとする。
21階の高さで、柵もガラスも無い場所に立つなんて、
普通なら経験しない事だしね。


ただ、設定にはちょっと無理があるかな。
何もあんな手段に出なくたって、
他に方法はなかったのかと思うよ(笑)。
それに、計画した日に強風が吹いていたら無理だし、
風のない日でも、突風が吹いたらどうするんだ、って(笑)。


評価 ★★★☆☆

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