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「ゴースト・イン・ザ・シェル」のジャパンプレミアへ [できごと]

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16日に、歌舞伎町で行われた、
映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」の
レッドカーペットイベントに行ってきました。


いただいていた整理番号が88番で、
割と早い方かな、と喜んでいたのですが、
のんきに出掛けたせいか、
現場では一番後ろ(笑)。


そのポジションじゃ、
スターの皆様を見るのは無理かな、と、
最初から諦めモード。


でも、始まってみると、
人々がもうどんどん前に出て、
その状況は、満員電車(笑)。
かくいう私も、
人に押されてどんどん前に行っちゃって、
気が付いたら、
最前列へ(笑)。


とりあえず、撮れた写真を
何枚かアップします。





主演のスカーレット・ヨハンソン。
まさか彼女を肉眼で、
しかも至近距離で見られる日が来るとは、
夢にも思っていなかった。

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なんて美しいの。
うっとりしちゃう。

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皆様、サインを求められていたけど、
私はサインは特に欲しくないので、
とにかく記憶と、写真に残す事に専念。
なんとか隙間から撮る(笑)。

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お背中までパーフェクト。

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フランスの大女優・ジュリエット・ビノシュ。
さすがの貫禄。

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私はあなたの映画、「ポンヌフの恋人」が大好きです、
と言いたかったけど、言えなかった。
フランス語が話せない事を思い出した(笑)。

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後ろ手を組んでいるのが、
北野武さん。
私はこのブログで、
「日本の芸能界で一番好きな人は北野武」と
何度も書いているくらい、
彼が好き。
他のタレントさんに、どんなに熱を上げたとしても、
最後に帰るのはこの人の所だと思ってる。


取材ばかりが多くて、
こちら側に来られなかったのが残念。
でも、写真はないけど、
肉眼でそのお顔はありがたく見させていただいた。
やっぱり好き。大好き。

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「経験」 [映画]

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〔1970年/日本〕


バーテンの年男(谷隼人)は、
実は店のママ・さおりのツバメだ。


ある日、客として来ていた、
あき子(大原麗子)と初枝(集三枝子)の2人を連れて、
クラブに踊りにいった年男は、
あき子をデートに誘い出す。


あき子もその気があると思われたが、
彼女には、トラック運転手の恋人・勇(渡瀬恒彦)がおり、
そう簡単に事は運ばない。


その後、あき子と初枝は、
年男の店のホステスになるが、
あき子は店の経営者・後藤田に気に入られてしまい、
後藤田の部屋に呼びつけられてしまう・・・。





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このレビューは、
自分で書いたくせに
かなり驚きました。


というのも、私は、
ブログ記事を少しストックしてあって、
順番に出すことにしているのですが、
2か月ほど前に観た、この「経験」を今日出すにあたり、
読み返してみたのです。


すると、渡瀬恒彦さんと大原麗子さんが
恋人同士の役で出ていると
書いてあるではないですか。
(書いた事を忘れていました)


昨日、渡瀬恒彦さんが亡くなられ、
そのタイミングで、
この映画がストックから出される順番が回ってきたというのも、
何かの縁かと思いますし、
なにより、私は、
渡瀬さんと大原さんが元ご夫婦だったとは、
昨日まで知らなかったのです。


もし、知っていたら、
映画の感想も、
もう少し違っていたものになった気がします。


手直ししようかとも思いましたが、
DVDを観た直後の、
正直な感想をそのまま載せようと思います。
不謹慎な表現があるかと思いますが、
許してください。


渡瀬恒彦さん、いい俳優さんでした。
残念です。
ご冥福をお祈り申し上げます。

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これは、どう扱えばいいの?(笑)
ポルノというほど過激ではないけど、
限りなくポルノっぽい場面もあるし、
もし、ご家族で観ようという方がいるなら
(いないか(笑))
それはやめた方がいいかも。


辺見マリさんのヒット曲、
「経験」をモチーフにした映画らしいけど、
この「経験」だって、ビミョーな曲だものね。


はっきりエロというわけではないのだけれど、
お茶の間で聞くには、
なんか気まずい空気が流れそう、というか。
映画も、歌も、ボーダーライン上な感じ(笑)。
このDVDのジャケット写真からして、
ビミョーだよね(笑)。


冒頭から気持ち悪い(笑)。
医者の小松方正が、看護婦にいきなりキスしたり、
診察台で交わろうとしたり。


で、画面が切り替わると、
今度は、渡瀬恒彦と大原麗子の、
ベッドシーン、というか布団シーン。
なんでこんな、意味のないシーンばかりが続くのか。


出てくる人物たちが、
男も女も、
「浮気するなよ」
「浮気しないでね」と必ず言い、
でも、自分たちは好き勝手しているのが笑える。
人は皆、自分に甘く、
他人に厳しい(笑)。


結局、何が言いたいのか、
よく分からなかった。
主演の谷隼人演じる、一人のバーテンダーの成長記、
と考えればいいのか。


評価 ★★★☆☆

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「パッセンジャー」 [映画]

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〔2016年/アメリカ〕


近未来。
人類は増えすぎた人口を調整するため、
「移住プロジェクト」として、
宇宙船アヴァロン号に5,000人を乗せ、
地球を飛び立った。


目的の惑星まで120年。
冬眠ポッドで、到着の日まで眠っているはずの人々だったが、
ポッドの故障で、
たった一人、エンジニアのジム(クリス・プラット)が
目覚めてしまう。


目的地まであと90年もある。
このまま、たった一人で、
年老いて死んでゆくというのか。
ジムは絶望のあまり、
自死さえ考える。


1年後、ポッドから、
また一人、オーロラ(ジェニファー・ローレンス)が目覚める。
歓喜するジム。
2人だけの宇宙空間で、
彼らは互いに惹かれ合い、
いつしか結ばれる。


ところが、アヴァロン号に大きな危機が迫る。
このままでは5,000人の人間が全員死んでしまう・・・。





試写会で観た。


まず、日本版の主題歌を担当した、
JUJUさんのライブ。


その後、誰か特別ゲストが来るという。
誰だ誰だ?
劇場中が期待しているのが分かる中、
登場されたのが、
草刈正雄さん!

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うわー!
カッケー!!
日本で一番素敵な64歳!!!


草刈さんとJUJUさんが、
ネタバレしない程度に、
この映画のトークで盛り上げる。


で、映画。


もうめっちゃ考えさせられる。
もし自分だったら、
もしこの人だったら、って、
何度も何度も考える。


無限に広がる宇宙で、
たった一人。
一人ぼっち。
食料や、生きていく上で必要なものは、
全て揃ってはいるけれど、
誰もいない。
そして、そこで人生を全うしなければならない事は、
決定事項。


宇宙船内で、一人で目覚めるのは、
無人島に一人で流されたのと似ていると感じた。


ショック

パニック

抜け出す方法を模索

諦め

順応


といった段階を踏む所も。
無人島と違うのは、
救い出される可能性が0%で、
希望が一つもない事だけれど。


圧倒的な孤独。
そんな中、目覚めたのが、
年頃の女・オーロラなのだから、
ジムが有頂天になるのも分かる。
いや、実は、彼女が目覚めたのには
理由があるのだけれど、
ここには書かない。


“オーロラ”って、
ディズニー映画、「眠れる森の美女」の
オーロラ姫の名前よね。
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2014-06-03
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2014-07-17
想像だけど、このネーミングは、
偶然ではないと思う。
お伽話のお姫様と、
宇宙を旅する女。
どちらも魅力溢れる、眠れる美女。


こんな宇宙船の中にも、
格差があるのが、可笑しいような、悲しいような。


技術者で、財力のないジムは、
飛行機でいえば、エコノミークラス。
そして、小説家の父を持ち、
自身も文筆業で食べていきたいと願う、
金持ちのお嬢様・オーロラは
ファーストクラス。


宇宙くらい、貧富の差は無くしたら?と思うけど、
人間に上下を付けなければいられない、
それが人間の性なのかもしれない。


地球だったら、
決して結ばれる事はなかったであろう、そんな2人が、
あれほど愛し合えたのは運命?
(他に選択肢がなかったという、
 身も蓋もない説はこの際考えまい(笑))


そして、その後迎える、
アヴァロン号の重大な危機。


ラストは究極の選択だけど、
私が一番望んだ結末だったので、
ホッとした。


SFとしては弱いんだろうけど、
色々考えさせられたので、
少しお利口になった気分(笑)。


ところで、
自分だったら、アヴァロン号に乗るか乗らないかって、
そもそも基本の選択だけど、
私は乗らない。
なぜなら、120年も故障しない機械なんて、
有り得ないと思うから。


評価 ★★★★☆

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「すれすれ」 [映画]

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〔1960年/日本〕


父親が借金を残したまま死に、
最後に残された車で、
タクシー運転手を始めた
石原沢吉(川口浩)。


沢吉の父親は、
有名なドンファンで、
自分もその血を引いているはずだと、
彼の頭の中は、
女の事だけ。


バーのホステス・容子(宮川和子)や、
喫茶店のウエイトレス・やよい(弓恵子)など、
女と知り合う機会だけは多いけれど、
しかし、そう上手くはいかない。


そんな中、沢吉は、
父が残した秘伝の書の存在を知る。
それは、父の最後の愛人が
持っているらしい・・・。





久し振りに、劇場で、
川口浩様の新作映画を観た。
嬉しい。


・・・って、新作って事はないだろう(笑)。
1960年公開の、
旧作中の旧作ではないか。


でも、いいの。
浩様の映画は、どんなに古くても、
未見の作品は、
私の中で全て新作♪


ただ・・・申し訳ない・・・、
あんまり面白くなかった・・・(笑)。


タクシーの運転手をする浩様が、
女遍歴を重ねてゆくという話だけれど、
いつも、ここぞという時に、
女に逃げられたり、
素っ気なく帰られたりで、
どのエピソードの拍子抜け。


かと思えば、
一度関係したやよいが、
「責任取ってよ」と言わんばかりに、
浩様のアパートに住み着いてしまうのも、
面倒くさい。
そんな事で、責任云々などという女は、
今の時代にはいないだろう。
やっぱりこれは旧作か(笑)。


浩様は、自分の仕事を、
いわゆる、資格を持ったタクシードライバーでなく、
「ハンカチタクシー」と何度も言う。


「ハンカチタクシー」って、
初めて聞いた言葉。
帰ってきて調べたら、
非合法のタクシーをそう呼んでいたそうだ。


笑ったのは、
浩様のお父様の遺影が、
浩様が老けメイクした写真だって事。
前に、拓哉が主演したドラマ「華麗なる一族」で、
拓哉の祖父の肖像画が拓哉ソックリだったことを思い出した(笑)。


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浩様の父


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拓哉の祖父


評価 ★★★☆☆

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「ひるなかの流星」 [映画]

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〔2017/日本〕


地方で暮らす高校1年生・与謝野すずめ(長野芽郁)は、
父親がバングラデシュに転勤になったため、
東京の叔父の家に預けられる事になる。


東京の喧騒に酔ったすずめは、
公園で倒れてしまう。
すると見知らぬイケメンが、
叔父の家まで連れて行ってくれる。


翌日、転校先の高校に行くと、
そのイケメンが、
担任教師・獅子尾五月(三浦翔平)であることを知る。


すずめの席の隣は、
馬村大輝(白濱亜嵐)。
馬村はイケメンだが、
女に免疫がないようで、
いつも素っ気ない。


すずめは、獅子尾に恋している自分に気付く。
獅子尾もまんざらではないようだ。
けれど、ある日、突然、
馬村からキスされる。
彼はすずめを好きになったみたい・・・。





試写会で観た。


たまにしかない、
土曜日の試写会のせいか、
それとも、この内容のせいなのか、
はたまたキャストのせいなのか、
JK率が高い気がする。
なんか浮いている自分(笑)。


原作は、「マーガレット」に連載されていた、
漫画らしい。
そうだよね、
この粗筋、
漫画以外の何物でもない(笑)。


初めての東京で気絶したのを
助けてくれたのが、
偶然、叔父の知り合いで、
しかも、担任教師だったなんて確率、
一体どれくらいなんだ?
ここで出会ったのが、
川谷拓三だったら、
とっくにソープに売り飛ばされて・・・
・・・いや、何でもないです(笑)。


この教師、
主人公のすずめに惚れたようで、
「ちゅんちゅん」などというあだ名を
勝手に付けて、
喜んでおられる。


さらに、隣の席のイケメンも、
すずめに惚れるとは、
羨ましいような話じゃないか(笑)。


私はずっと男女共学だったせいか、
女子たちは同級生や上級生との恋愛に夢中で、
先生に恋したという話は、
私の知っている範囲では、
聞いた事はなかったな。


女子高の教師ってのも、
一見、羨ましい感じもするけど、
蛇の生殺しみたいで、
案外辛いかも、と、
この映画を観て思う・・・


・・・って、そんな事、
考えながら観てる奴は、お前だけだろ、
とも思う(笑)。
きっと、おそらく、たぶん、
皆様、ロマンティックな気分に浸っていたのでありましょう。


評価 ★★★☆☆

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