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「経験」 [映画]

keiken.jpg
〔1970年/日本〕


バーテンの年男(谷隼人)は、
実は店のママ・さおりのツバメだ。


ある日、客として来ていた、
あき子(大原麗子)と初枝(集三枝子)の2人を連れて、
クラブに踊りにいった年男は、
あき子をデートに誘い出す。


あき子もその気があると思われたが、
彼女には、トラック運転手の恋人・勇(渡瀬恒彦)がおり、
そう簡単に事は運ばない。


その後、あき子と初枝は、
年男の店のホステスになるが、
あき子は店の経営者・後藤田に気に入られてしまい、
後藤田の部屋に呼びつけられてしまう・・・。





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このレビューは、
自分で書いたくせに
かなり驚きました。


というのも、私は、
ブログ記事を少しストックしてあって、
順番に出すことにしているのですが、
2か月ほど前に観た、この「経験」を今日出すにあたり、
読み返してみたのです。


すると、渡瀬恒彦さんと大原麗子さんが
恋人同士の役で出ていると
書いてあるではないですか。
(書いた事を忘れていました)


昨日、渡瀬恒彦さんが亡くなられ、
そのタイミングで、
この映画がストックから出される順番が回ってきたというのも、
何かの縁かと思いますし、
なにより、私は、
渡瀬さんと大原さんが元ご夫婦だったとは、
昨日まで知らなかったのです。


もし、知っていたら、
映画の感想も、
もう少し違っていたものになった気がします。


手直ししようかとも思いましたが、
DVDを観た直後の、
正直な感想をそのまま載せようと思います。
不謹慎な表現があるかと思いますが、
許してください。


渡瀬恒彦さん、いい俳優さんでした。
残念です。
ご冥福をお祈り申し上げます。

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これは、どう扱えばいいの?(笑)
ポルノというほど過激ではないけど、
限りなくポルノっぽい場面もあるし、
もし、ご家族で観ようという方がいるなら
(いないか(笑))
それはやめた方がいいかも。


辺見マリさんのヒット曲、
「経験」をモチーフにした映画らしいけど、
この「経験」だって、ビミョーな曲だものね。


はっきりエロというわけではないのだけれど、
お茶の間で聞くには、
なんか気まずい空気が流れそう、というか。
映画も、歌も、ボーダーライン上な感じ(笑)。
このDVDのジャケット写真からして、
ビミョーだよね(笑)。


冒頭から気持ち悪い(笑)。
医者の小松方正が、看護婦にいきなりキスしたり、
診察台で交わろうとしたり。


で、画面が切り替わると、
今度は、渡瀬恒彦と大原麗子の、
ベッドシーン、というか布団シーン。
なんでこんな、意味のないシーンばかりが続くのか。


出てくる人物たちが、
男も女も、
「浮気するなよ」
「浮気しないでね」と必ず言い、
でも、自分たちは好き勝手しているのが笑える。
人は皆、自分に甘く、
他人に厳しい(笑)。


結局、何が言いたいのか、
よく分からなかった。
主演の谷隼人演じる、一人のバーテンダーの成長記、
と考えればいいのか。


評価 ★★★☆☆

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コメント 18

Ginger

すごい!掘り出し物!ご結婚される前の共演ですよね・・・?
麗子ハンはその後、森進一(!)と再婚、離婚されたけど、生涯、恒彦のことは恋慕していたように思えます・・・。

喧嘩最強説がわかるギラついた「仁義なき戦い」も良かったけど、密かに好きなシリーズが「タクシー運転手の推理日記」でした。いい色気を漂わせていらっしゃいました・・・。
by Ginger (2017-03-17 15:57) 

Mitch

致し方のないこととは思いますが、素晴らしい人が亡くなっていきますね。
若すぎるという方もおられるし、大変残念ですね。
ご冥福をお祈りいたします。
by Mitch (2017-03-17 19:07) 

きよたん

偶然ってあるんですね
縁があったのかしら
渡瀬恒彦さんの映画で時代屋の女房が好きで
あの役柄のタイプ よかったです
by きよたん (2017-03-17 19:56) 

green_blue_sky

亡くなられると寂しい。
映画より、ドラマの渡瀬さんが好きでした。
ご冥福をお祈りいたします。
by green_blue_sky (2017-03-17 21:09) 

orange

お立ち寄りいただきありがとうございます^^
訃報は、どなたでもドキッとしたり、あぁ...と思ったり。
居て当たり前と思っている役者さんや著名人が去っていくのを
目の当たりにすると、時の流れを感じます。

”ハイジの世界”そのものです。ミケニャンのテリトリーには
ヤギも居ました.

by orange (2017-03-17 23:19) 

mitu

「やめて」って、言いたくなっちゃう映画のようですね^m^
by mitu (2017-03-18 00:49) 

えーちゃん

渡瀬恒彦さんも亡くなってしまいましたね。
そう言えば、渡瀬恒彦さんと大原麗子さんは昔結婚してたらしいね。
知らなかったよ~
by えーちゃん (2017-03-18 01:28) 

hatumi30331

渡瀬さん、亡くなっちゃったね。
昭和のスターが次々に天国に〜寂しいよ。
辺見マリのこの歌・・・
昔カラオケで真似して歌ってました。(笑;)
by hatumi30331 (2017-03-18 09:03) 

裏・市長

さすがとしか言いようがない。

偶然のタイミングと仰るが、
偶然を引き寄せるのも実力のうち。
渡瀬恒彦さんの追悼に「経験」をレビューしちゃうのは、
宇宙広しといえども、「のんびり。」だけだろう。
まったく、のんびりしてらんない。

通常の人は、
「セーラー服と機関銃」「南極物語」
あたりを挙げるだろう。

ちょっと濃い人なら、
串刺し絶命が強烈な「実録 私設銀座警察」。
本物の狂犬にしか見えない「狂った野獣」。

それを「経験」て。 ←一応、褒めてる。

ワイドショーを見ていると、どこもこの辺には
まったく触れてくれない。
ほぼ全部が「芸能界でケンカが一番強かった」(笑)。

ほかに評価できるとこないんか?。

別れた大原麗子さんとも晩年まで、
連絡を取って気にかけていたらしい。
どこかの森進一とはエライ違いだ。

森進一は会った事もないが、
ヒトとしてどうやねん?と思える部分が多い。
これは長くなるので別の機会に。

本人の意思とは無関係に、
本人が望まない評価・・・される時ってあるな。
ボクの追悼特番では、
「女子高生が大好きだった」
「女子高生の脚が大好物」、
こう言われるんだろうな・・・きっと。
by 裏・市長 (2017-03-18 09:30) 

青山実花

Gingerさん
コメントありがとうございます

私も調べてみましたら、
ご結婚される3年前くらいの映画ですね。
こういった共演があると、愛が芽生えやすいのでしょうね^^

そうですか、進一くんより、恒彦さん。
まぁ、分かる気がします(笑)。
「タクシー運転手の推理日記」は、
面白いという話だけは聞いた事があります。
機会があったら、見てみますね。

by 青山実花 (2017-03-19 09:44) 

青山実花

Mitchさん
コメントありがとうございます

まだまだお若いですし、
まだしたい事が沢山あったのでは、と想像しています。
本当に残念ですね。

by 青山実花 (2017-03-19 09:44) 

青山実花

きよたんさん
コメントありがとうございます

映画の神様が駄目な私を憐れんで、
こんなタイミングを与えてくださったのかもしれません。

「時代屋の女房」、なぜか「2」だけ観ていて、
しかも、主演は渡瀬さんではないのですよね。
今度、「1」を観てみます。

by 青山実花 (2017-03-19 09:45) 

青山実花

green_blue_skyさん
コメントありがとうございます

やはり渡瀬さんのドラマは評判のようですね。
もっともっと活躍してほしかったですね。

by 青山実花 (2017-03-19 09:45) 

青山実花

orangeさん
コメントありがとうございます

亡くなられた方が、若ければ若いほど、
ショックは大きいですよね。

やはり「ハイジ」ですか^^
いいですねぇ。
行ってみたいです。

by 青山実花 (2017-03-19 09:46) 

青山実花

mituさん
コメントありがとうございます

そう、つい歌いたくなる映画ですよね^^;

by 青山実花 (2017-03-19 09:46) 

青山実花

えーちゃんさん
コメントありがとうございます

大原さんといえば、
森進一さんとの結婚のイメージが強いですよね。
なんかミスマッチなカップルだなぁって。
すみません、不謹慎ですが。

by 青山実花 (2017-03-19 09:47) 

青山実花

hatumi30331さん
コメントありがとうございます

> 昔カラオケで真似して歌ってました。(笑;)

hatumiさん、最高!!
情景が目に浮かびます(笑)。

いつかいつか、カラオケでご一緒できる
機会がありましたら、
絶対歌ってくださいね。

by 青山実花 (2017-03-19 09:47) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます

私に実力などありゃしないんですが、
これは本気で驚きました。
会社で密かにブログ活動をしている時、
「え!?」と声が出てしまったくらいです^^;

> 串刺し絶命が強烈な「実録 私設銀座警察」。
> 本物の狂犬にしか見えない「狂った野獣」。

またマニアックな(笑)。
私なんかより、裏・市長さんの方が、
ずっと実力があるではないですか。
本当にお詳しくて、尊敬してしまいます。


ここで私は、
お詫びと訂正をしなくてはなりません。
渡瀬さんと大原さんが元ご夫婦だった事を、
私は「知らなかった」と書いたのですが、
考えてみれば、
以前に大原さんの弟さんが出版された本を読んでいるので、
知らないはずがないのです。
すっかり忘れちまっていたんです。
すみません、脳が衰えているのだと思われます。

森さんと大原さんは、
一体どこに接点が?と思うくらい、
ジャンルも違うし、不思議な組み合わせな
感じがしましたね。


裏・市長さんが、
JKの脚など、本当は好きでもなんでもない事は、
私が一番よく知っています。
「テレビ奈良」で追悼番組が組まれた際は、
関東の友人として出演して、証言させていただきますわ。
「彼はJKの脚ではなく、純粋な心が好きでした」と。

人って死ぬと、みんな「いい人」になれるのよね・・・。

by 青山実花 (2017-03-19 09:49) 

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