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「愛のむきだし」 [映画]

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〔2008年/日本〕


敬虔なクリスチャンの家庭で育った西島隆弘。
しかし母は、「いつかあなたも自分のマリア様を見つけてね」との
言葉を残して病気で亡くなる。


以来、西島は父親で神父の渡部篤郎と2人だけの穏やかな生活を送ってきた。
そう、あの女が現れるまでは。


あの女・渡辺真起子は派手な服装で父に迫り、
父は神父の立場も忘れて渡辺に夢中になってしまう。
しかし、元来男好きの渡辺と上手くいくはずもなく、
父は3ヶ月で捨てられる。


それから父は変わってしまった。
優しかった面影はどこにもなく、
毎日西島を懺悔室に呼んでは、
今日の罪を告白するよう強要する。
罪など何も犯していない西島は、
父に気に入られようと、
女性のスカートの中を盗撮するようになってしまう。


そんなある日、盗撮仲間との罰ゲームで女装させられていた西島は、
チンピラに絡まれていた満島ひかりを助け、
その時、彼女こそが、自分の探していたマリアだと気が付く。
男嫌いの満島は、
西島を女と思い込み、
そのカッコよさに惚れてしまう。
自分をレズビアンだと勘違いしたまま。


そんな2人を、物陰から見ている女がいた。
新興宗教「ゼロ教会」の幹部、安藤サクラ。
彼女は何を企んでいるのか・・・。





長い、とにかく長い(笑)。
4時間もあるので、
ずっと観るのを躊躇っていたのよ。
DVDを借りるにも、上下巻あって料金は倍(笑)。


なので、粗筋も全部は書けない。
上に書いたのはまだ半分くらいで、
その後も、延々と事件が続く。
観るのに体力がいるよ(笑)。


でも飽きる事はない。
始まりは割と静かだけれど、
少しずつ加速度が増してゆく。
「何かが起こりそう」って予感があって、
ドキドキする。
渡部篤郎の抑えた演技からしていい。
神父として禁欲的であればあるほど、
渡辺真起子との愛欲関係(笑)が生きてくる。


新興宗教の怖ろしさが確認できるのもいい。
知り合いに入信している人がいたら、
脱会させる参考になったりして。
(ならないか(笑))


満島ひかりの頑張りも凄い。
若いアイドルなのに、
ある意味、自分を捨てている。
レズっぽいシーンも厭わない。
彼女の現在の活躍も、
こういった積み重ねがあるからなのね。


主演の西島隆弘は演技経験が殆どないそうだが、
父親に気に入られようと必死になる気の弱そうな少年役が、
ピッタリだった。
西島が女装した時の扮装というのが、
梶芽衣子さまの代表作、「さそり」を模したもので、
自らも「さそり」と名乗る。
「さそり」大好きの私としては、なんだか嬉しかったよ。


評価 ★★★★☆

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