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「インクレディブル・ハルク」 [映画]

IncredibleHulk.jpg
〔2008年/アメリカ〕


ブラジルの清涼飲料水工場で働くエドワード・ノートンは、
実はアメリカ人の科学者だ。


米軍の研究所で実験中、
ガンマ線を大量に浴びた彼は、
心拍が200を超えると「ハルク」という、
緑色の巨大な化け物に変身するようになってしまったのだ。


彼を利用しようと企む将軍、ウィリアム・ハートから逃れ、
この地に潜伏するノートンだったが、
ついに居所を知られてしまい、
特殊部隊が送り込まれてくる。


ハルクに変身し、なんとか追跡から逃れたノートンは、
密かにアメリカに帰る。
忘れられない恋人、リブ・タイラーと再会したノートンだが、
またもハートに居場所を知られてしまう。
タイラーはハートの娘であり、
いつか必ず彼女の元にノートンが現れると、監視されていたのだ。


ハートは、ロシア生まれの最強の傭兵、
ティム・ロスを部隊に入れ、
ロスの体内にノートンの血清を注入し、
ハルクの複製を試みるが、
その後の様々な出来事により、
ロスは、ハルク以上の化け物に変身してしまう・・・。





昨日の「ハルク」よりは、
この「インクレディブル・ハルク」の方が、
見所が多い気がするし、
息を飲んで見入ってしまう場面も多い。


ハルクの造形も、こちらの方が好きかな。
ハルクの迫力が、より全面に出ている気がして。
さらに、ティム・ロスが変身する化け物との対決は、
この映画のメインといっていい。


ハルクの話題になると必ず出てくる、
聞き飽きたような冗談、
「変身するとシャツは破けるのに、ズボンは破けない」というあれ。
やっぱり本当にそうなのね(笑)。
ものすごく伸び縮みする素材で出来たズボンを履いているとしか思えない(笑)。


本筋とは関係ないけど、
冒頭、エドワード・ノートンが働いている工場がある、
ブラジルのホッシーナという街。
俯瞰で映る、その街自体が持つ迫力に圧倒された。
調べてみると、
ここはブラジルで一番の貧民街だそうで、
山の斜面に無数の家が立ち並んでいる様子は、
ある意味、壮観だ。


今までにも、
「黒いオルフェ」や「シティ・オブ・ゴッド」で、
この街を見ているはずなのだが、
ここまで心惹かれはしなかった。
撮影の仕方が上手いのだろうか。


好きなんだよね、こういう場所。
とは言っても、私がここに足を踏み入れる事は、
怖ろしくて出来ないだろうけれど(笑)。


評価 ★★★☆☆

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