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「私だけのハッピー・エンディング」 [映画]

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〔2011年/アメリカ〕


30歳のケイト・ハドソンは、
広告代理店で働くキャリアウーマン。
仕事が好きで、
女友達もいて、
充実した日々。


体を重ねる男友達はいるけど、
それはそれだけの関係で恋人じゃない。
何事にも縛られたくないのが彼女のポリシー。


ところがそんなある日、
病院で検診の結果、末期癌だという事が分かる。
努めて明るく振る舞おうとするハドソンだが、
母・キャシー・ベイツは号泣、
元々上手くいっていなかった父親とは、
ますます険悪に。


友人たちもショックを受け、
気を使ってくれるが、
逆にその態度が、ハドソンの神経を逆撫でし、
八つ当たりしてしまう。


しかし、ハドソンは主治医、ガエル・ガルシア・ベルナルと、
打ち解けあい、
愛し合うようになる。
一度は失った心の余裕を取り戻してゆくハドソン。
彼女はどのような最期を迎えるのか・・・。





末期癌と診断された、
まだ若い女性が主人公だけれど、
想像するより明るくて、
そこそこに仕上がっている。


もちろん、奇跡の物語ではないから、
「病気は完治しました」的な終わり方ではないけれど、
邦題がいい。
これこそ、
「私だけの」「ハッピー・エンディング」というラスト。


ガエルが観たくて選んだ映画だけど、
彼が主治医の役とは意外だった。
ただ、医者と患者が出来上がるってどうなの?
反則って気もするんだけど(笑)。
いくら魅力的な患者だとしても、
もうすぐ亡くなるのは分かっているんだし、
そんな患者と関係しようという気になるものかしら。


現にガエルは上司の老教授から注意を受ける。
「患者とは距離をとりなさい」、と。
それが常識的な意見でしょうね。
本物のお医者さんが観たらどう思うんでしょう。


ケイト・ハドソンが、悪くはないのだけれど、
惜しいのは、ちょっと太っている所かな。
三十顎ともいえる、
モタモタした顔で、
末期癌に見えなかった。


ウーピー・ゴールドバーグが、
短い時間だけれど、
天の神様みたいな役で出ていて面白かった。
彼女って、
何だか得体の知れない人物、という役が、
本当によく似合う(笑)。


評価 ★★★☆☆

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