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「レス・ザン・ゼロ」 [映画]

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〔1987年/アメリカ〕


高校の卒業式を迎えた、
アンドリュー・マッカーシー、親友のロバート・ダウニーJr.、
恋人のジェイミー・ガーツ。
マッカーシーは東部の大学への進学が決まっていたが、
ダウニーJr.は進路も決まらぬままだと笑う。


6か月後、クリスマスの休みに帰省したマッカーシーは、
ダウニーJr.とガーツがドラッグ中毒になっている事に驚く。
ガーツはそれほどでもなったが、
ダウニーJr.の中毒は重く、
親からも見離された状態だった。


ドラッグの売人・ジェームズ・スペイダーから
多額の借金をしているダウニーJr.は、
金を返せないなら体を売れと、
男相手の売春をさせられるまで落ちてゆく。


なんとかダウニーJr.を立ち直らせようと、
マッカーシーは駆け回る。
スペイダーに掛け合い、
親に金を貸してもらえないかと頼み、
ダウニーJr.を看病する。


マッカーシーの努力は実るのか。
ダウニーJr.はどうなるのか・・・。





前半はいかにも80年代な雰囲気で、
それっぽい音楽がガンガンかかる。
意外と軽い内容?と、
こちらも軽い気持ちで観ていた。


ところが後半、どんどん重くなる。
ロバート・ダウニーJr.の薬中演技が凄いわけだが、
もしかして、それは、
実生活での彼のドラッグ中毒を知っているから、
余計にリアルに感じるのかと、
そんな風に思ったりもした。


当たり前の事だけれど、
ドラッグには絶対手を出してはいけないね。
一度なってしまった中毒から抜け出すのは容易な事ではないと、
もっと知らしめた方がいいのではないか。
いっとき辛い事を忘れても、
その後、地獄が待っている事を、
幼いうちから教育した方がいいのかなぁと、
そんな風に考えながら観ていた。
(教育しても、する奴はするんだろうけどね)


ジェームズ・スペイダーは昔から好き。
ちょっとサイコっぽい、あの瞳が。


それから、
観終わったあと調べたら、
どこかにブラピが出ているらしい事を知った。
気付かなかったけど。


評価 ★★★☆☆

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