「ヤクザガール 二代目は10歳」 [映画]
〔2010年/ロシア〕
10歳の少女・ユリコ(荒川ちか)は、
両親を亡くし、祖父でヤクザの組長・山田(六平直政)と
2人暮らし。
山田はユリコを溺愛しており、
ユリコも山田が大好き。
ところが、山田の組と対立する組が抗争となり、
山田はユリコへの危険を避けるため、
イタリアへ疎開させる事に。
ところがユリコの乗った飛行機が、
悪天候のためロシアに緊急着陸。
しかも、空港に着いた途端、
ボディーガードとしてついて来た山田の舎弟が殺され、
ユリコの身にも危険が及ぶ。
逃げたユリコは、
途中で、脱獄囚・リョーハと出会い、
一緒に逃げる事に・・・。
面白いなぁ、
この映画ができた経緯って何なのだろう。
日本人が主人公、
なのにロシアの映画って、
めっちゃ不思議。
これを観ていると、ロシア人の、
日本人に対するイメージがよく分かる。
二言目には、「ハラキリ、ハラキリ」って、
日本にはそれしかないみたいだ(笑)。
そういえば、
つい最近も、ロシアのお偉いさんが、
「ハラキリ云々」と発言した事があったんでしょ?
現代日本で、そんな事する奴はいないっつーの(笑)。
主人公・ユリコを演じる荒川ちかちゃんが可愛くて、
それからロシア語がとっても上手い(ように聞こえる(笑))。
ロシア語を習っているという設定だったけど、
それって、日本ではかなり珍しい事だよね。
幼い子供が語学を学ぶとしたら、
ほぼ英語ではないかと(笑)。
普段は見られないような、
ロシアの風景が見られるのがちょっと珍しくていい。
ロシア人の監督さんだから、
本場ものって感じで、
ハリウッドが撮ったロシアとは一味違う気がして。
ちょっと変わった映画を観たい時ならおすすめかも。
評価 ★★★☆☆