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「ドク・ハリウッド」 [映画]

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〔1991年/アメリカ〕


ワシントンDCの外科医・ベン(マイケル・J・フォックス)は、
ハリウッドで整形外科医になるべく、
愛車・ポルシェを飛ばして、
ひたすら西へ。


ところが、田舎道で運転を誤り、
民家の塀を壊してしまい、
村の病院で32時間の無料奉仕勤務を
言い渡されてしまう。


とにかく32時間の辛抱だ、と、
病院に入ったベンは、
内科から、外科から、
耳鼻科から、婦人科まで、
あらゆる症状の患者を診る。


ベンが湖のほとりで一息ついていると、
そこに美しい女が現れる。
ルー(ジュリー・ワーナー)と名乗ったその女性は、
村で暮らすシングルマザーで、
ベンはなぜか彼女に心惹かれる。


その後も、村の人々と触れ合ううちに、
徐々にこの地を好きになっていくベンだったが・・・。





この間観た「カクテル」もそうだったけど、
こちらもバブル全盛期に量産された映画といった印象。


ハリウッドでの派手な生活を夢見る若い医師が、
田舎での生活に本当の自分を見つけ・・・なんて、
オチが誰でも想像できるような話だけれど、
マイケル・J・フォックスの魅力で
最後まで観てしまう。


彼はただのチャラ男なのかと思って、
最初はあまり良い印象はなかったのだけれど、
医者として腕を振るう場面がカッコいい。
「これは僕の専門外」なーんて事は決して言わない。
どんな症状にも対応できるようだ。


相手役の女優さん・ジュリー・ワーナーって、
申し訳ないけれど、誰?と思う。
私が不勉強なせいなのだろうけれど、
マイケルの相手役に選ばれたというのに、
その後、役に恵まれなかったのだろうか。
決まった時は「よっしゃ!」とガッツポーズしたんじゃないかと
想像するのだけれど(勝手に(笑))。


悪い映画じゃないけど、
私はやっぱり、
田舎=善
都会=悪
という、決め付けたような描き方だけ好きじゃないな。


たとえば、こんな物語があったらどうだろう。
田舎暮らしに憧れる主人公が、
田舎に住んではみたものの、
挫折して、
都会に帰ってくるって話があったら。


うーん、やっぱりしっくりこない。
逆の設定なら、無数にあるのに。
やっぱり、都会=悪でいいのかも(笑)。


評価 ★★★☆☆

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