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「リーピング」 [映画]

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〔2007年/アメリカ〕


大学教授のヒラリー・スワンクは、
全ての事象は科学で証明できるという考えのもと、
迷信や奇跡の原因を突き止めてきた。


実は彼女は、
聖職者だった過去があった。
しかし、スーダンで奉仕活動をしている最中、
娘を殺され、
信仰を捨てたのだ。


ある日、彼女の所に、
ルイジアナ州の田舎町で起こっている
不可解な出来事の理由を解明してほしいとの依頼が来る。
助手のイドリス・エルバを伴い、
現地へ出掛けた彼女が、
最初に見たのは、
血のように真っ赤に染まった川と、
大量に浮かんでいる魚だった。


それ以降、次々と不気味な出来事が彼女に起こる。
町の人々は、
それを、一人の少女・アナソフィア・ロブの仕業だと思い込み、
ロブを殺そうと立ち上がる・・・。





ヒラリー・スワンク主演のホラー。


スワンクといえば、なんとなく男っぽいイメージを
持っていたけれど、
この映画は、とても綺麗で、
森を駆け回る姿も、なんだか女らしい。
スタイルも良くて、羨ましい(笑)。


聖書やサタンというものに馴染みがないので、
「十の災い」と言われて、
知識がないのが残念。
キリスト教をもっと知っていれば、
より楽しめるのだろうけど。


血のように真っ赤に染まった川というのが凄い。
変な言い方だけど、「CG技術があって良かった」と思ってしまった。
CGの無い時代に、あんな川を表現しようとしたら、
それこそ大変な事になる。


もし日本で、川が真っ赤に染まるような事が起こったら、
まず行政が動く気がするんだけど、
広いアメリカの、奥深い田舎町の、
さらに森の中の事象だったら、
気付かれなくて当然かと思い直した。


クライマックスで、
ある生物が大量に現れて人々に襲いかかるのだけれど、
その場面は、見応えがあって好き(なのか?(笑))。
単体なら別に怖くない生き物でも、
一定以上の数が現れると不気味になるというのは、
どういう心理なんだろう。


オチは、ホラーなんだけど、
「え!あの人が!?」的な場面もあって、
なんだか気持ち悪かった。
やっぱり一番不気味なのは、
怪現象ではなく、人間だ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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