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「天地明察」 [映画]

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〔2012年/日本〕


江戸時代。
囲碁の名人・安井算哲(岡田准一)は、
算術と星を見るのが大好きな青年。


安井の能力を知った会津藩主・保科正之(松本幸四郎)は、
一年間、日本をくまなく歩いて、
北極星の高度を測り、
土地の位置を割り出すという作業を命じる。


建部伝内(笹野高史)や伊藤重孝(岸部一徳)らと、
調査に出かける安井。
作業は思ったより時間がかかり、
半年もオーバーしてしまう。


安井には、思いを寄せる娘・えん(宮崎あおい)がおり、
「一年間待っていてほしい」と言い残していたが、
安井が戻ってみると、
彼女は嫁に行った後であった。


調査の結果、
暦にズレが出てきている事が分かる。
当時、日本で使われていた暦は、
800年も前に中国から渡ってきたものなのだ。


新しい暦作製の総大将に任命された安井は、
試行錯誤しながら、
作業に取り組む。
そこには、離縁されて出戻ってきていた、
えんが寄り添っていた・・・。





冲方丁さんの同名小説は、
図書館で借りたのだが、
時間がなく、最後まで読めなかったという、
悔しい思いが私の中にある。


なので今回は、映画でリベンジというわけだ。
別に無理にリベンジする必要もないんだけど(笑)。
本当の本音を言えば、
私は若手俳優の中では、岡田准一君が、
妻夫木くんの次に好きで、
あの端整なお顔を堪能したかっただけなのだけれど(笑)。


頭が数学的に出来ていない私には、
安井算哲のような人は、
超人のようにしか見えなかった(笑)。


岡田准一演じる安井は、
おっとりしていて、
自分を超人だなんて思っていないようだけれども。


彼は、出世などの欲はないけれど、
一つの事に集中すると、
他が見えなくなってしまうようだ。
やっぱり、何かを成し遂げる人って、
文字通り、寝食を忘れるくらいにのめり込める人なんだと、
あらためてそう思う。


暦がズレると、
大安や仏滅の日もズレるというのが、なんだか可笑しい。
つまり、そういった事って、
やっぱり占いの域を出ておらず、
暦の読み方一つで、
どうとでも変わってしまうんだなぁ、って。


評価 ★★★☆☆

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