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「デンジャラス・ラン」 [映画]

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〔2012年/アメリカ〕


南アフリカ・ケープタウンにある、
CIAのアフリカ支局。
新米のライアン・レイノルズは、
退屈な閑職に耐えられず、
上司に、転属を懇願するが、
願いは中々叶わない。


そんなある日、国際指名手配されている、
デンゼル・ワシントンが連行されてくる。
かつてワシントンは、CIA屈指の腕利きエージェントだったが、
今は裏切り者の大物犯罪者だ。


ワシントンが尋問されていると、
建物の中に武装集団が押し入ってくる。
ワシントンの命を狙っているらしい集団から彼を守る為、
レイノルズは、2人で脱出する。


ワシントンがここにいる事は、
一部の人間しか知らないはず。
内通者がいるのは明白で、
しかし、それが誰かは分からない。


また、逃げる途中、
ワシントンの姿を見失い、
サッカー場から、スラムまで、
彼を探しまくるレイノルズ・・・。





邦題の通り、
なんだか走ってばかりいる印象の映画(笑)。


デンゼル・ワシントンは、
言葉巧みに、相手の心に入り込むのが得意という設定だったが、
そういった場面はそれほど多くないのが残念だった。
彼はライアン・レイノルズに、
「上司は○○と言うだろう。それは裏切りの証だ」
みたいな事を言う。


けれど、それって、
映画ではよく出てくる言葉で、
特別な感じがしない。
レイノルズの態度も、
「せ、洗脳なんかされないぞ、ボクは」
みたいな感じで(笑)、
なんだか頼りない


内通者というのが、
もう、まるでそのまんまというのが逆に可笑しい。
観る者にそう思わせておいて、
実は別の人、というのが大抵の映画のパターンだと思うのだけれど、
その人は、最初から怪しいうえに、
やっぱりそうで(笑)。


おそらくは、生涯行く事はないであろう、
南アフリカの街が沢山映ったのは良かった。
南アフリカというと、
「第9地区」とか「ツォツィ」とか「インビクタス」を思い出すけど、
ワシントンたちが走り回る分だけ、
景色も沢山見られた気がして。
(気がしただけかも(笑))。


サッカーの試合会場を、
追いかけっこする場面も良かったな。
あの試合が、
何か大きな大会なのか、
日常行われているレベルのものなのかは、
サッカーに詳しくないので、分からないけれど。


評価 ★★★☆☆

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