「マローボーン家の掟」 [映画]
〔2017年/スペイン〕
アメリカの海辺の大きな屋敷に、
マローボーン家の、
母と、子供4人が引っ越してくる。
どうやら母は、
子どもたちを夫から守るために、
イギリスからやってきたらしい。
「これからは、新天地で幸せになるのよ」
母のその言葉に、
子どもたちはうなずくが、
母は、疲れのせいかすぐに病で死ぬ。
残された子どもたちは、
4人で暮らし始めるが、
この屋敷、何かがおかしい・・・。
試写会で観た。
怖かったー。
最初からドキドキが止まらない。
人間は、
人生で〇〇回(回数は忘れた)心臓が動くと寿命がくる、と、
何かで読んだ事があるけれど、
(あくまでも、説です)
この映画1本で、
相当寿命が短くなったのではないかと思われるくらい、
心臓が早鐘のように打って止まらない。
何を書いてもネタバレになるので、
詳しくは書かないけど、
私も、私の近くに座っている皆様も、
怖い場面の度に、
ビクッとしているのが分かる。
特に、あの場面や、あの場面や、あの場面・・・
・・・って、分かりませんよね(笑)。
すみません。
それから、この映画、
怖いだけでなく、
今、日本でも、
大きな社会問題になっている、
父親による虐待が肝になっている。
なぜ?
なぜ、血を分けた自分の子供に、
あんな酷い事ができるんだ。
(もちろん、実子にでも継子にでも、絶対にしてはいけない事だが)
キチガイ親。
本能が壊れてる。
一番愛してくれるはずの親からの暴力は、
子どもの人生さえ、決定づけてしまう。
上映前に、
映画監督の松江哲明さんと、
「事故物件サイト」を運営する大島てるさんのトークショーがあった。
っていうか、
私は、「大島てる」って、
ウェブサイトのタイトルだと思っていたので、
実在する人物がおられるとは、ビックリ。
松江監督は、
「ホラー映画を作る上での3つの掟」を、
そして、大島てるさんは、
「事故物件を見破る上での3つの掟」を、
それぞれ、お話しくださり、
その解説が、どちらもとても面白く、
興味深かったです。
評価 ★★★★☆