「ダンボ」 [映画]
〔1941年/アメリカ〕
あるサーカスの上空に、
たくさんのコウノトリが飛んできて、
動物たちに、赤ちゃんを配っていた。
象のジャンボのところにも、
待望の赤ちゃんがやって来たけれど、
ダンボと名付けられたその子は、耳がとても大きくて、
動物仲間や、
観客たちに笑われてしまう。
ダンボがいじめられたと思ったジャンボは暴れ、
檻に入れられてしまう。
一人ぼっちになったダンボに同情した、
ネズミのティモシーは、
ダンボの大きな耳を羽ばたかせて、
空を飛ぶ訓練をさせると・・・。
先日、実写版「ダンボ」の感想を書いたけれど、
↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2019-04-12
そうなると、やっぱり気になるのが、
アニメ版の、オリジナル「ダンボ」。
で、早速観てみたわけだけど、
実写版より、
さらに哀しく、
胸が詰まった。
というのも、
アニメのダンボは、
実写版よりも、
ずっと赤ちゃん赤ちゃんしていて、
本当に無垢。
そんな子が、
耳が大きいという理由で、
いじめられ、
お母さんのジャンボとも引き離されて、
何度も、大粒の涙を流す。
しかも、本来仲間のはずの、
象のおばさんたちの集団が、
ダンボを庇うどころか、
すごく意地悪。
女って、時にそういう事がある。
私も気を付けねば。
特別大きな事件も起こらず、
ストーリーは驚くほど単純。
ダンボが空を飛べる事が分かるのも、
ラスト5分くらい。
実写版が、いかに話を膨らませているかが分かるけど、
でも、観て良かった。
愛らしいダンボ。
これからは動物園に行っても、
象を見る目が変わってしまいそうだ。
評価 ★★★☆☆