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「わらの犬」 [映画]

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〔2011年/アメリカ〕


売れない女優・エイミー(ケイト・ボスワース)は、
脚本家の夫・デヴィッド(ジェームズ・マースデン)と共に、
ロサンゼルスから、彼女の故郷の
ミシシッピの田舎町の一軒家に移住してくる。


故郷にはエイミーの元彼・チャーリー(アレクサンダー・スカルスガルド)がおり、
今も彼女に未練がある様子。
都会から来たスカしたデヴィッドは、
なんとなく村全体から、歓迎されていない。


デヴィッドは、
納屋の修理を、チャーリーと彼の仲間数人に頼んだ。
チャーリーたちは、
美しくセクシーなエイミーがどうにも気になる様子。


ある日、チャーリーたちから猟に誘われたデヴィッドが
森を彷徨っている間、
デヴィッドの家に戻ったチャーリーたちに、
エイミーは凌辱されてしまう。


数日後、
あるきっかけで、
知的障害者の男と家に匿ったデヴィッドに、
男を出せとチャーリーたちが押しかけ、
デヴィッドはついに反撃に出る・・・。





ダスティン・ホフマンの同名映画のリメイク。


大ヒットしたという、ダスティン・ホフマン版も、
ストレスでイライラが溜まりまくりだったけど、
 ↓
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2014-11-17
こちらもなんとも理解しがたい。


まずはエイミーの行動。
彼女は元彼のチャーリーや、その仲間たちが、
粗野で暴力的な男と知りながら、
タンクトップに下着も付けず、
彼らの前でジョギング。


なぜそんな事をする。
あれでは男たちに襲ってほしいと言っているようなものだ。
しかも、それを注意したデヴィッドに、
「この恰好は、あなたのため」って。
「あなたのため」は、
部屋で2人きりの時にすることでしょ。


デヴィッドの鈍臭さにもイラつく。
チャーリーたちに誘われて、猟に行って、
なぜかチャーリーたちがいなくなったと、
のこのこ歩いて家まで帰る。
その間、妻は凌辱されたというのに、
なぜ連れ出されたのか、
なぜ置いてきぼりにされたのか、
考えようともしない。


そんな甘いやつだから、
家に帰っても、
妻の様子のおかしさにも気付かない。
こんな想像力の無さで、
脚本家なんて務まるんだろうか。


エイミーが、
「ロスに帰りたい」と訴えても、
なぜか拒否。
自分の故郷でもあるまいし、
なぜこの村に固執するのかよく分からん。
自分だって、誰かに電話して、
「思っていたより仕事がはかどらない」と
言っていたじゃないか。


まぁ、でも、「空気の読めなさ感」は、
ダスティン・ホフマンの方が上かな、
女の私から見たら。
この役を演じるには、
ジェームズ・マースデンはイケメンすぎだし(そこかよ(笑))。


評価 ★★★☆☆

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