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「オーファンズ・ブルース」 [映画]

ORPHANSBLUES.jpg
〔2018年/日本〕


ある夏。

最近、物忘れが激しいエマは、
あらゆる事を、
付箋に書き、壁に貼っている。


そんなある日、
幼馴染のヤンから、
象の絵が描かれた便りが届く。


エマが、ヤンを探す旅に出ると、
途中で、
同じく幼馴染のバン、
そして、彼の恋人・ユリと出会い・・・。





試写会で観た。


京都造形芸術大学の学生だった、
工藤梨穂さんが、
卒業製作として撮った映画で、
第40回「ぴあフィルムフェスティバル」で、
グランプリを獲得したそうだ。


上映前に、
工藤監督と、俳優さんたちの舞台挨拶があり、
映画について色々なエピソードが語られた。


主人公のエマの、
記憶が欠落するという病は、
監督の祖母を様子を見ていて、
思い付いた事。


ちょっと無国籍な風景は、
ネットで探したあと、
監督ご自身が、見に行って撮影場所に決めた事。


出演者の一人、
佐々木詩音君は、
役作りのため、髪と髭を伸ばしていたけれど、
バイト先で髭が禁止だったため、
マスクをして働いていた事、などなど。


大学の卒業製作というだけあって、
とにかく皆さん、若い。
こんな風にして、
新しい監督さん、
新しい俳優さんが世に出てくるのだろう。
頑張ってほしい。


映画は、
ちょっとふわふわして、
掴みどころがない感じがいい。


若い主人公なのに、
記憶が失われる病気って、
どんなにか怖ろしいだろうと思ってしまう。


記憶が薄れないうちに、
懐かしい人に会うって、
なんか他人事とは思えないなぁ、
主人公より、
ずっと年上の私にしたら(笑)。


評価 ★★★☆☆

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