「ベトナムの怪しい彼女」 [映画]
〔2015年/ベトナム〕
ベトナムで暮らす70歳の老女。
彼女は女手一つで息子を立派な大学教授に育て上げた
自負がある。
しかし、彼女のあまりのキツい性格に、
息子の嫁が薬をオーバードーズ。
それがきっかけで、
家族は老女を田舎の親戚の家に行かせようと相談する。
ショックを受けた老女は、
街を彷徨い、ある写真館に入り、
写真を撮ってもらう。
すると、何という事か。
彼女は20歳に若返ってしまったではないか・・・。
カリコレで観た。
4枚の招待券で、70本の映画の中から
どれを観ようか悩んだけど
これは本命。
これだけは迷わなかった。
というのも、
以前にここにも書いた、
日本版「あやしい彼女」や
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-04-29
韓国版「怪しい彼女」の
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-04-30
これは、ベトナム版なのだ。
元々、韓国で作られたこの映画、
お話が面白いせいか、
アジアを中心に、
何か国もでリメイクされているらしい。
そう聞くと、
全部観ないと気が済まない私の性格からして、
この映画を一番に選ぶのは当然の事で(笑)。
それにしても、
安易なタイトルだなぁ(笑)。
「怪しい彼女」に国名を乗っけただけ。
これなら、無限にタイトルが考えられる。
「アメリカの怪しい彼女」とか、
「ブラジルの怪しい彼女」とか、
「北朝鮮の怪しい彼女」とか、
「イスラム国の怪しい彼女」とか、
「火星の怪しい彼女」とか。
ストーリーは、
オリジナルのほぼ完コピ。
リメイクなのだから当然で、
そこに不満はない。
ただ、日本版と韓国版に比べると、
ちょっと面白味に欠けるかなーと思いながら観ていた。
そしたら、ラスト・・・泣いちゃった。
日本版も韓国版も、
面白かったけど、泣きはしなかったのに。
ラストの演出が特別良かったのか、
私の心情に何らかの変化があったのか、
それは分からないけど、
涙がちょっとの間止まらなかった。
近いうちに、中国版を観てみるつもり。
評価 ★★★☆☆