SSブログ

「ジャングル・ブック」 [映画]

junglebook.jpg
〔2016年/アメリカ〕


父が死に、
ジャングルにたった一人残された
人間の子・モーグリは、
黒ヒョウ・バギーラに助けられ、
オオカミの群れに託される。


バギーラから、ジャングルの厳しさを、
オオカミのリーダー・アキーラから、立派に生きていく知恵を、
母オオカミ・ラクシャから、惜しみない愛情を授けられ、
モーグリはジャングルの子として成長してゆく。


しかし、モーグリを目の敵にしているものがいた。
それは、トラのシア・カーン。
シア・カーンは、モーグリの父を殺した張本人であり、
人間を激しく憎んでいた。


自分がいれば、みんなに迷惑を掛けてしまう。
自らジャングルを去り、
人間の村に行くことを決めたモーグリは・・・。





主人公のモーグリ以外は、
動物も景色も全てがCGだという、
ディズニーのアドベンチャー映画。


これだけの動物たちを、
全て本物を使うというのは到底無理な話だろうから、
CGも致し方ないのかな、という気がする。
半分アニメだと思って楽しんだ方がいいようだ。


これは一体、どこの国を舞台と想定しているんだ?と、
疑問に思いながら観ている私は、
駄目な人間だなぁと思う。
そんな事、どーでもいいから、
モーグリの冒険を楽しめばいいのに。
でも、性分なのよねぇ。


ヒョウがいて、オオカミがいて、トラがいて
象がいて、蛇がいて、サルがいる。
景色だけ見ると、
アフリカではなさそうだし、
南米っぽい気もするけど、
遺跡はカンボジアっぽい。
一体どこだー、
いや、架空の国なのか?と思って、


家に帰って調べてみたら、
原作者のラドヤード・キップリングという人が、
インドで生活していた時に書いた小説との事だ。


なるほど、インドか。
インドなら、上記の条件は全て満たしている(気がする)。


途中、あらゆる動物が集まる水飲み場で、
モーグリだけが自作の道具を使って水を飲んでいる。
私は、
「人間って素晴らしいな。道具を使えるのは人間だけ」と
感動したのだけれど、


何と彼は、オオカミのリーダー・アキーラから、
道具は禁止だと言われてしまう。


「え?何で?」とどうにも解せない。
水は平等に与えられるべきだから?
しかし、世界は弱肉強食。
ましてジャングルなら、
そんな事言ってる場合でない気がするんだけど。
私がおかしいのかな。


で、つまり、
このモーグリが大人になると、
ターザンになるわけね・・・
・・・って、違う!(笑)


でも、それくらい同じ内容じゃない?
なぜ同じ年の夏休み映画に、
こんなに似たような作品が重なったのか、
偶然だろうけど、
面白いなぁ。


世の中は、
どちらが好きか、良かったかで、
盛り上がっているようだけど、
私は「ターザン」の方が好き。


理由は・・・
私がすっかり汚れちまった大人だから、かな(笑)。


評価 ★★★☆☆

nice!(85)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画