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「颱風とざくろ」 [映画]

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〔1967年/日本〕


女子大生・桑野英子(星由里子)が所属する
テニスサークルのコーチに、
坂本一雄(中山仁)が就任した。
女の子たちは、ハンサムでスマートな一雄が気になって仕方がない。


英子と一雄はデートするようになり、
いい雰囲気になるが、
ある日、一雄は、
友人たちと雪山登山に行き、
帰らぬ人となる。


英子は、雪山に行く前の一雄と、
深い関係にならなかったことを激しく後悔し、
また、一雄も、
雪山で記した日記に、
同様の事を書いていた。


数年後、
大学を卒業し、
テレビ局に就職した英子は、
見合いなどをするが、
どうしても結婚する気になれない。


そんなある日、
英子は、一雄の弟・二郎(黒沢年雄)と再会する。
一雄とは違う、
ワイルドな魅力の二郎に、
次第に惹かれてゆくが・・・。





ラピュタ阿佐ヶ谷での、
この映画の紹介文に、
「若い女性の性の目覚めを描いた云々」と書かれているけど、


前半がどうにも気持ち悪く、
私の感覚に合わない。


女子大生たちが、
テニサーの新任コーチ・中山仁をからかうつもりで、
シャワールームで一緒にシャワーを浴びないかと誘う。
中山は一瞬ためらうけど、
結局、
堂々とシャワーを浴び始め、
女子たちは、逆にドギマギと・・・。


観ているこちらにしたら、
ドギマギするくらい男に慣れていないのなら、
最初からそんな風に挑発するな、思う。
しかも、その誘い方も、
なんでそんなにしつこいの?と言いたいくらい、
ウザい。
中山仁を与し易いと相手と見込んで、
軽んじているとしか思えない。


その後、中山は、
雪山で亡くなるわけだけど、
中山が残した登山日記を、
ビリビリに破いた星由里子は、
なんと、ご飯にそれをかけ、
お茶漬けにして食べる。


ないわー、
私にはない感覚だわー。
何故そんな事を。
一生、大切に、
誰の目にも触れない場所に保管するか、
もしくは焼き捨てる。
それ以外の選択肢は、私の中にはなかった。
食べるて(笑)。


星由里子がヌードになる場面があって超ビックリ。
それも、殆ど意味のない場面で。
60年代の映画で、
人気アイドル女優がヌードになるって、
殆ど見た事なかったから、
かなりのショック。
彼女はどんな気持ちで、
この撮影に臨んだのだろう。


そんなこんなで、
前半は気持ち悪かったけど、
後半は盛り返す。


中山仁の死後、
相手役が黒沢年雄になったのが
良かったのかもしれない(笑)。


評価 ★★★☆☆

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