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「ピーマン80」 [映画]

pimento80.jpg
〔1979年/日本〕


三流大学に通う新井康弘は、
バイトをしても失敗ばかりで、
クビの連続。


ある日、ラーメンの出前のバイトで、
豪華なマンションに行くと、
その部屋を荒らしている泥棒に遭遇、
撃退する。


部屋の住人・谷隼人に感謝され、
そのまま谷の部屋に居候を決め込んだ新井。


数日後、
新井は谷から、
あるデパートの売上金を盗まないかと誘われ、
話に乗る。


綿密な計画を練り、
ついにデパートに忍び込んだ2人は・・・。





一体この映画は何?(笑)


内容は殆ど無いに等しく、
ほぼ全編、おふざけに終始している。
誰かが誰かをひたすら追いかける場面が多く、
その途中で小ネタが挟まれる。


ただ、出演陣が異様に豪華で、
しかも、殆どの方がほんの数秒から数分の出演。
(全員の名前を書こうかと思ったけど、
多すぎて大変なのでやめときます(笑)。)
セリフの無いかたも沢山いる。
「何か喋らせろ」なーんていう人はいなかったのかしら(笑)。


それから、
80年前後にTBSで放送されていた、
人気番組の出演者の皆さん
(例えば、「クイズダービー」の
はらたいらさんや篠沢秀夫さんなど)が出ているなど、
その頃のテレビ界の様子が伺えるという、
貴重な記録映画のような側面もある気がする。


もっと笑えるのは、
「明日の刑事」というテレビドラマが、
そのまま映画の中で使われている所。
志穂美悦子さんや田中健さんなどは、
この「明日の刑事」の中のメンバーとして、
「その他大勢」みたいな扱いだった。
なんて贅沢な。


なぜこんな映画を作る事ができたのかと思って
調べたら、
TBSの敏腕プロデューサーさんが
初めて監督をした映画だかららしい。


主演に新井康弘を据えたのが、
雰囲気を良くしている一因。


彼のユルい雰囲気や、
可愛い顔してるとは思うけど、
イケメンというほどではないルックス、
お調子者な感じが、
くだらない小ネタを演じるのに
丁度良くて。


お休みの日に、
ユルーく観られて良かった(笑)。


評価 ★★★☆☆

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