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「アンダー・サスピション」 [映画]

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〔2000年/アメリカ〕


プエルトリコの一等地で、
若く美しい妻・モニカ・ベルッチと暮らす、
敏腕弁護士・ジーン・ハックマン。


彼は朝のジョギング中に13歳の少女の他殺体を発見する。
少し前にも、同じような事件があり、
犯人は同一人物と思われた。


ハックマンの証言に矛盾を感じた
警察署長・モーガン・フリーマンは、
ハックマンを連行。
事件当日の行動を細かく尋ねるが、
曖昧な点が多く、
疑惑は深まるばかり。


ハックマンへの事情聴取を続けてゆくうちに、
事件とは別に、
彼の夫婦生活の苦しみが、
次第に明らかになる。
ベルッチは、ある出来事からハックマンを拒否、
2年も寝室を別にしていたのだ。


果たして真犯人は誰なのか・・・。





地味な作品ではあるが、
ジーン・ハックマンとモーガン・フリーマンの
渋い演技で、結構夢中になれる。


場面の殆どは、警察署の中とパーティ会場で、
他は、回想として描かれており、
ハックマンが犯人なのか否かは、
微妙に分からない作りになっている。


それにしても、
ハックマンとモニカ・ベルッチが夫婦て(笑)。
57歳と30歳という設定のようだけれど、
ベルッチは、ハックマンを決して寝室に入れない。
それこそ、お預け食らった犬のような状態(笑)。


で、ハックマンは、ベルッチがお着替えする様子を覗き見たりしてる。
夫婦なのに(笑)。
ベルッチのヌードがちょびっと見えたりするのは、
観客へのサービスか?


ハックマンは、他にも色々頑張ってる。
人には知られたくないであろう、
体のある秘密まで晒していて、
役者魂を感じる。
設定とはいえ、ベテラン俳優って凄い、と思わされる。


ただ、ちょっと変なのは、
ハックマンは、凄い力を持った弁護士という割に、
取調室での供述があまりにも下手な所。


初めて警察に尋問されて緊張してる素人じゃないんだから、
もっと弁が立つはずでしょう。
そんなにデキる男なら、
連行された瞬間から、
自分を守るための作戦を頭の中で組み立てるはず。


あんなに次々供述を変えたら、
誰だって不審に思うのは当たり前だと、
経験上からも分かるはずではないか。
まぁ、観る側に、
最後まで謎を引っ張らせる為に、仕方ないんだけど、
だったら、弁護士ではなく、
たとえば実業家とかの設定の方が良かったような気がする。


評価 ★★★☆☆

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