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「ゲットバック」 [映画]

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〔2012年/アメリカ〕


銀行の金を奪う事にかけては天才的な能力を持つ、
ニコラス・ケイジ。
その夜も、仲間3人と深夜の銀行に忍び込み、
まんまと1千万ドルの現金を奪う事に成功する。


ところが逃走中、ささいな仲間割れから、
拳銃が暴発、
相棒・ジョシュ・ルーカスの足に弾が当たってしまう。
さらに、ケイジ1人が警察に追い詰められ、
逮捕される。


7年後。
出所したケイジは真っ直ぐに最愛の娘を訪ねる。
しかし、思春期に入った娘はケイジを拒否。
1人でタクシーに乗り込み、去ってゆく。


その直後、ケイジに電話がかかる。
娘の乗ったタクシーを運転していたのは、
相棒ルーカスだったのだ。
拳銃の暴発が原因で義足となった彼は、
ケイジを恨んでおり、
また、あの夜盗んだ金を寄越さないと、
娘を殺すと言う。


警察に言っても、
ルーカスは死んだことになっており、
相手にされない。
ケイジは娘を救出する事ができるのか・・・。





いいねぇ、ケイジ物(笑)。
別に何がどうってわけじゃないんだけど、
ニコラス・ケイジの映画ってだけで、
なんだか嬉しくなってしまう。


ムショから出てきて、
足を洗う事を決意したケイジ。
だけど、そうは問屋が卸さない。


ケイジは、逮捕される直前に、
その場にあったドラム缶の焚火に、
盗んだ金を投げ込んでしまうんだな。
罪を少しでも軽くするために。


盗んだ金は1,000万ドル。
日本円にしたら、10億円近く。
そんな金が一瞬にして灰だよ。
観ていて、「あ~、勿体ない」と思ってしまった(笑)。


けれど、ジョシュ・ルカースにしてみれば、
そんな事は知らないので、
ケイジが大金を、
何らかの方法でどこかに隠したと思っている。


で、この先が凄い。
ケイジはルーカスに金を返す為、
昼の日中のまだ営業中の銀行の金庫に入っている金塊を
ある方法で、盗み出すんだな。


その方法ってのが、
荒唐無稽というか、有り得ないやり方で、
笑っちゃって。
しかも、めっちゃ短時間で作業完了。
あんな手が使えるなら、
人間みんな、銀行強盗になってるわ(笑)。


ラストのケイジとルーカスの対決も凄い。
ルーカスのしつこさは「ターミネーター」の小型版みたいで(笑)。
くだらない。
くだらないけど大好き。
やっぱりケイジ物はいい!


評価 ★★★☆☆