「第十七番」

〔1932年/イギリス〕


深夜。
「売り家」の看板がある家に入ってゆくジョン・スチュアート。
彼より先に家にいた、ホームレスのような男、レオン・Ｍ・ライオン。


家の中に男の死体がある。
レオン・Ｍ・ライオンは、自分が殺したのではないと主張する。


そこに女が現れたり、男が現れたり。
どうも、ダイヤのネックレスを巡って、
揉めているらしい。


ご一行様は列車に乗って逃げるが、
まだネックレスで揉めている。
そして、彼らを追うために並走する、
乗っ取られた路線バス。
どうなる事やら・・・。




ヒッチコック初期の、
約１時間という小作品。
売り家の中と列車の中の、
ほぼ二か所しか場面がなく、
ローソクの明かりで話が進むものだから、
正直、退屈。


男たちは皆、
同じような服装だし、
誰が誰やら分からなくなってくる。


時代を考えれば、
これでも十分凄いのかもしれない。
実際、列車が暴走して、
海に落ちる場面は、
ミニチュアとはいえ、それなりに楽しめた。


評価　★★☆☆☆