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「ラスト・マップ 真実を探して」 [映画]

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〔2004年/アメリカ〕


銀行員ジョシュ・ルーカスは、祖父と息子との
三人暮らし。
妻は別居中。
ルーカスは幼い頃の交通事故が原因で足を引き摺るようになっており、
母はその事故で死んでいた。


そんなある日、ルーカスが3歳の時に出て行ったきり、
30年も音信不通だった父親、クリストファー・ウォーケンが、
突然やって来る。
顔も覚えていな父親の登場に戸惑うルーカス。


さらに、ウォーケンが来た直後、
祖父が亡くなってしまう。
遺書には、
「死後は、指定する数か所に散骨してほしい」とあり、
3世代の男たちは旅に出ることとなる。


ウォーケンはなぜ突然やってきたのか。
旅のラストには何があるのか・・・。





予備知識がなかったので、
冒頭、ジョシュ・ルーカスが同居するのが祖父というのが、
意外だった。
30代の男が面倒みている老人がいれば、
どうしたって父親だと思い込んでしまう。


ところが、クリストファー・ウォーケンの出現で、
そうではない事に気付かされる。
祖父は、長年会っていなかった息子に会えて嬉しそうだし、
幼い息子は、祖父に初めて会えた事に喜ぶ。
戸惑っているのは、
幼い頃捨てられたルーカスだけだ。


ルーカスはラストまで、
ウォーケンを「お父さん」とは呼ばず、名前で通す。
それも分かる気がするな。
それでもアメリカだから、ファーストネームだけど、
私だったら、
苗字に「さん」付けしそうだ。


なんか可笑しかったのは、
「これはケンタッキーフライドチキンの宣伝映画か?」っていうくらい、
ケンタッキーが出てきた事。
家族はしょっちゅう、ケンタッキーで食事をしているようだし、
ウォーケンが帰ってきて、
食事に行くのもケンタッキー。


祖父が亡くなって、
旅する先で、指定された店も全てケンタッキー。
時間が遅くて、閉店していると、
朝の開店を待つまでの念の入れよう。
さらに、最後の店舗なんて、潰れてるし(笑)。


なんだかケンタッキーが食べたくなったよ(笑)。
これもサブリミナル効果なのか。
影響されやすい女だね、私も(笑)。
映画とスポンサーの関係はよく分からないけれど、
目立たない映画だけに、余計興味が湧いた。


評価 ★★★☆☆

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