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「ヤギと男と男と壁と」 [映画]

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〔2009年/アメリカ・イギリス〕


ボブ・ウィルトン(ユアン・マクレガー)は、
地方紙の記者。
仕事は退屈で、
「自分は超能力者」だと語る男の取材をした時は、
あまりの馬鹿馬鹿しさに、
ノートに落書きをしてやり過ごす。


その後、妻に浮気されたウィルトンは、
傷心のため、
イラク戦争の取材に出掛ける。
そこで偶然出会った男の名前が“リン・キャシディ”だと知った時、
彼は、以前取材した超能力者の話の中で、
優秀な超能力者だとして、リン・キャシディの名前が出ていた事を
思い出す。


ウィルソンはリン・キャシディ(ジョージ・クルーニー)に
同行する事を決める。
途中でアラブ人に拉致されたり、
銃撃戦になったり、
様々な出来事に遭遇するが、
その合間に、キャシディは、
アメリカ軍に実在する、
超能力部隊、「新地球軍」について語ってゆく・・・。





ジョージ・クルーニー、ユアン・マクレガー、
ジェフ・ブリッジズ、ケヴィン・スペイシーら、
豪華スターが、
超能力を大真面目に訓練するという
ユルいコメディ。


「スター・ウォーズ」でオビワンを演じたユアン・マクレガーに、
“フォース”を語るジョージ・クルーニー(笑)。
この配役は狙っての事なのか。


アメリカが国をあげて超能力の研究をしているという話は、
聞いた事があるが、
それは警察での事だと思っていた。


クルーニーがヤギを見つめて、
何らかの力を送ると、そのヤギが死ぬ。
その能力は凄いと思うけど、
戦争で役に立つかっていうと、ちょっと・・・(笑)。


それから、クルーニー曰く、
人の額には“点穴”というツボがあって、
そこを指で押すと死んでしまうとか。
ただ、即死じゃないのだよ(笑)。
即死じゃなかったら、意味ないじゃん(笑)。


評価 ★★★☆☆

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◆放課後の音符(キイノート)◆ [本]


放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

  • 作者: 山田 詠美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1995/03
  • メディア: 文庫


17歳の女子高校生たちの「放課後」を描いた、
繊細な内容。


子供ではないけれど、
大人でもない。
そして、もう、「大人の恋」をしている学友が現れたりして、
そんな女の子たちを、
どこか距離を置いて見つめる主人公。


自分にも覚えがあるけれど、
この年頃の女の子の恋は、
とても重要で、
友人たちとの会話も、
それ中心になってしまうのも、仕方のない事。


主人公が別段焦る様子もなく、
淡々と友人たちと接する様子が良い。
そして、その日はやって来る。
それはとても可愛い場面。


主人公がつけているいる香水は、
母親から引き継いだ「ミル」。
先日書いた、森瑶子さんの「ドラマティック・ノート」でも、
オシャレなアイテムとして登場していた。


女子高生の物語を、
微笑ましく読む私は、
女子高生からはずいぶん遠い所に来てしまったよ(笑)。

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