「アパッチ砦」 [映画]
〔1948年/アメリカ〕
ヘンリー・フォンダ将軍は、
南北戦争で成果が上げられず、
アパッチ砦の守備隊の司令官に降格される。
娘、シャーリー・テンプルを伴い、
砦にやって来た彼は、
早く将軍の地位に戻りたい一心で、
古くからいるジョン・ウェインやジョージ・オブライエンの
意見を聞き入れず、対立する。
また、シャーリー・テンプルは、
軍曹の息子、ジョン・エイガーと愛し合うようになるが、
家柄が違うと、
結婚を反対する、わからずやのフォンダ。
ある日、駅馬車がインディアンに襲撃され、
フォンダは出動を命じるが・・・。
ジョン・フォード監督の騎兵隊三部作の一作目。
ヘンリー・フォンダとジョン・ウェインの競演というのが、
一つの見所であろう。
インディアンに対しても、
ウェインが敬意をもって接しているので、
それほど不快感はない。
しかし、そんな事より、シャーリー・テンプルである。
彼女は、ジョン・エイガーに初めて会った瞬間、
「あら♪(素敵な人♪)」みたいな表情をする。
あまりにもあからさま(笑)。
その後は、
にちゃにちゃした、
歯にくっつくキャラメルみたいな、
甘ったるい態度に終始。
こんな分かりやすい女って(笑)。
西部劇だから、
女の描き方なんてこんなものなんだろうけど、
なんだか面白いなと。
エイガーが、「僕は彼女を愛しています」って、
ヘンリー・フォンダに言うのだけれど、
観ている私は、「え!?いつ愛しちゃったの?」っていうくらい、
気持ちの動きが読めなかったよ(笑)。
インディアンとの争いより、
そんな事ばかり気にしている私が変なのだろうけど。
評価 ★★★☆☆